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脳細胞 シナプス



 

 脳細胞のはたらき

@ シナプス
 終末ボタンは、相手の細胞体の表面や樹状突起のとげに、ひじょうにせまい間隔(200ミクロンくらい)で接着している。この接着の場所をシナプスという。

 一つの脳細胞の軸索はたくさん分枝して、まわりの脳細胞とシナプスで接着しているが、他方では細胞体や樹状突起は、まわりの多くの脳細胞から終末ボタンを受けている。

A 信号の受け渡し
 脳細胞のはたらきは、信号(パルス)と呼ばれている活動状態の受け渡しをすることである。一つ一つの脳細胞は、細胞体や樹状突起に接着しているシナプスによって、まわりの脳細胞からの信号を受けとめそれを総合して新しい信号をつくり、軸索をとおして他の脳細胞へ送り出しているのである。

B 心をつくる
 大脳皮質は、140億の脳細胞の突起が複雑につながった回路網である。感覚器から感覚神経をとおって送りこまれた信号は、このシナプスによって連結されたネウロンの回路網を伝わり、最後に運動の信号として、運動神経をとおって筋肉へ送られる。この回路網のなかでいとなまれる精巧な信号の処理案配の過程が、わたしたちの心のはたらきである。
 
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 信号とはどんなものか

@ 信号は電流とはちがう

 軸索をつたわる信号は、ある活動状態が軸索にそって伝わっているのであって、電線を流れる電流とは性質が違っている。信号がつたわるようすは、将棋の駒が次々に倒れていくのに似ている。

A 活動電位
 軸索を伝わる活動状態は、軸索の膜のイオンの透過性が変わった状態であり、したがって、イオンの移動によって電位変動が起こる。これを記録すると、信号が伝わる状態を電気パルスとしてみることができる。この電気パルスを活動電位という。どんな高等な精神活動も、けっきょくは大脳皮質の回路網を流れる活動電位の流れ方に還元される。

B 信号のつたわるはやさ
 脳活動の活動が強いほど、軸索から送り出される信号の数は多くなる。信号の速度は、軸索が太いほどはやく、はやいものは毎秒100bに達する。

 有髄線維では、信号は髄鞘の切れ目のランビエの絞輪をとびとびに伝わっていくためにずっと速く、はんたいに無髄線維では毎秒1b以下のゆっくりしたものがある。

C 伝達物質
 信号が軸索を伝わって末端の終末ボタンに達すると、ここにあるシナプス小胞のなかの物質をシナプス間隙へ放出させ、相手の脳細胞へはたらきかける。この働きかけによって、相手の細胞が活動させられるのである。シナプスをとおって、信号(活動状態)が伝わるというのはこの化学物質の放出によって行われているのであり、この物質を伝達物質と呼んでいる。

 正常な精神活動


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