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摂食 飽満



 

 食欲はどこで起こるか

@ 視床下部のはたらき

 食物の摂取は中枢神経、とくに視床下部にある摂食と飽満の二つの中枢で統御調節されたいることはあきらかである。

 食物を飲み込んだりする摂食反射は、脳幹と脊髄のレベルで行われるが、それを視床下部の2中枢によって調節しているのである。そして、血液・体温・胃の状態などの内部環境の変化が、さらに摂食の調節に作用している。

A 食欲と「古い皮質」
 視床下部の上位にある「古い皮質」には、視床下部2中枢の活動を調節している場所がいろいろある。食欲や食行動は、視床下部と「古い皮質」が、お互いにうまく働きあって発現されるのである。

● 「古い皮質」のある部分を電気刺激すると、舌を出したり、口のまわりをなめまわしたり、噛みくだいたり、物を飲み込む運動をしたり、クンクンかいだり、唾液を分泌するといった一連の摂食に関係のあるような反応を起こす。

● また「古い皮質」の扁桃核をこわすと、多食や肥満が起こったりする。この扁桃核を電気刺激すると、空腹の猫で摂食が抑制されたり、物を食べている最中で、食べるのをやめたりするといった摂食行動の変化が起こる。扁桃核は飽満中枢の活動をたすけ、摂食中枢の活動をおさえるように働くことが分かっている。
 
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B 食欲と「新しい皮質」
 人間の場合は、「新しい皮質」のはたらきも食欲に大いに関係してくる。食物にたいする嗜好、調理のしかた、食事に雰囲気といったさまざまな条件や心の状態が、食欲を大きく修飾している。
 




 

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