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錯覚 幻覚



 

 錯覚とは

@ じっさいにあるものが、異なったものとして知覚されることを、錯覚という。錯覚には、次のような種類がある。

● 不注意錯覚

 わたしたちには、書物のなかの誤植を見逃すことが多いが、そのさい、知らないうちに、それを訂正したり、おぎなったりして読んでいる。しかし、こういう錯覚は、よく注意するとすぐ改めることができる。

● 情動錯覚

 夜、ひとりで森のなかをびくびくしながら歩いていると、木の幹や岩の形が人の姿に見えたりする。情動の影響によって起こる錯覚である。

● パレイドリア

 壁のしみや空の雲をながめていると、人の顔になったり地図になったりする。この場合、実在するものは正しく知覚されていながら、同時にそれに似た形をした空想的なものが、ありありと知覚されることをいう。しかし、この場合、じっさいはそうではないと当人は知っているのがふつうである。

A 錯覚のおこる条件としては、感覚の欠陥・先入見・期待・疲労・眠気・催眠状態・薬物中毒・精神障害などがある。

 誤った知覚
 
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@ 妄覚

 幻覚と錯覚とを合わせて妄覚という。両者はともに誤った知覚であるが、たがいに区別されてよばれている。

A クーパー中佐の体験

 宇宙飛行士のクーパー中佐は、宇宙船で地球を回ったとき、ヒマラヤの家や、地上のトラック・汽車・川をゆく船などを肉眼で見たと報告した。その後この体験談の正しいことが確認されたが、当時は「地上200`の上空から、そんな小さなものまで見えるはずがない。たぶん錯覚か幻覚だろう」と人々から批判された。

● この場合には、正しく対象を知覚していたにもかかわらず、ぎゃくに間違って知覚しているのではないかと疑われたわけである。しかし、通常当人は正しく知覚していると信じていながら、第三者によって誤った知覚と判断されることはよくある。

⇒ 幻覚とは
 




 

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