脳のはたらき 催眠とは

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暗示 催眠



 

 催眠とは

@ 催眠は人為的に引き起こされた一種の異常な精神状態で、変化した意識状態において被暗示性がたかまり、思考・意志・感情が催眠術をほどこした人によって、容易に動かされる状態をいう。

A 催眠術は、一定の方式にしたがっておこなわれる。術者は、まず催眠術をほどこされた人にたいして、温かく親しみのある雰囲気を会話によってつくりだす。

 深呼吸をさせたり、全身の筋肉をゆるめさせて緊張をのぞき、ろうそくなどを見つめさせたりして、暗示のかかりやすい心の状態においてから、一定の順序で暗示を与えていく。

B いっぱんに暗示は、これを繰り返すと被暗示性はいっそう亢進する。こうして催眠術をほどこされた人は、容易に暗示にかかりやすいトランスとよばれる一種独特な、意識の変化した状態に置かれる。

C 催眠中の人は、自分の行動を自分で統御できないで、自動的に行動する状態に置かれている。

● 手がひとりでに動いて字を書いたり、からだが固くなって動かなくなったり、腕を上げたままの姿勢がいつまでもつづくような姿勢の固定(カタレプシー)をみたり、目の前に実在しないものを見たり(幻覚)、大人が子どもになりきった動作などをする。

● ひじょうにふかい催眠状態では、もっと複雑ないろいろな行動をするが、催眠から覚めたあとで、自分の催眠中したことを忘れてしまうことが多い。
 
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D 催眠中の人に覚醒後、ある合図をしたら、ある行動をするように命令しておくと、覚醒した本人はその合図を与えられて、命令された行動を行なうが、本人自身は、なぜその行動をするのかわからない。

 催眠の効用

@ 催眠術は、ヒステリーや神経症の患者にたいして、治療のために用いられることがある。これを催眠療法といい、催眠中の患者に暗示を与えて、ヒステリー性のマヒ症状などを取りのぞいたり、患者のもつコンプレックスを吐き出させたり、自由連想をさせたりする。

A 正統な精神分析では、このような方法はできるだけさけ、患者の精神療法に対する抵抗がとくに強くなった場合に限り用いられるが、このような技法から離れて、催眠中におこるいろいろな現象を、むしろ積極的に用いて治療を進めようという立場もある。

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