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暗示 催眠



 

 暗示とは

@ 暗示とは、あたえられた言葉や刺激が、そのはたらきかけを受けた人の知的・意志的な自我作用のふるいにかけられず、無批判に受け入れられる結果、これらの刺激の持つ目的が、そのままその人の知覚・表象・感情・行動などに実現されてしまう心理過程をいう。

A 不眠症の患者にたいして、医師が、「この薬は効きますよ」といって、精神安定剤のかわりに乳糖などの向精神作用のない薬を与えたところ、患者が実際に熟眠したならば、その患者は暗示にかかったということができる。

● この場合、薬に結びついた医師の言葉が暗示をおこす刺激となっているが、この刺激の目的である熟眠が実現されるのは、患者に医師や薬に対する絶対の信頼感、つまり自分をまかせる気持ちがあるからである。

● もし患者が、医師または薬の効果を信じることができなければ、薬の効くはずは、まったくない。

● この患者は、医師や薬にたよることによって、自分の知的、意志的な自我をはたらかせて、医師のことばを検討することをやめてしまっているのである。

 暗示にかかりやすい人

@ 暗示がおこりやすいさいには、多かれ少なかれ自我のはたらきの喪失や減弱がみられるが、もともと自我が弱い人が、暗示にかかりやすいということができる。
 
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A このような暗示にかかりやすい精神的な状態を、被暗示性という。被暗示性が強い場合は、次のような人があげれる。

● 自我の未熟な幼児。
● 大人でも自我の発達が不十分で、子どもっぽい人。ことに精神薄弱者。
● 身体的な条件、たとえば疲労・不眠・病気などがみられるとき。
● 神経症・異常性格・精神病(自我の小児性を特徴とするか、あるいは小児的段階への退行がみられるもの)

B 家族のものが精神病にかかると、それが感染して、同じような症状をしめす人が出ることがある。この場合を、感応性精神病、または二人精神病という。

● その最初の人は、ほんとうの精神病であるが、あとの人は暗示によって同じような異常状態をひき起こしたとみられる。

C 他人からの暗示を他者暗示、これに対して刺激が自分自身によって与えられる場合を自己暗示、集団によって与えられるときは集団暗示という。

⇒ 催眠とは
 

 
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