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夢 脳の眠り



 

 夢にも倫理規定がある

@ 精神の世界が解体して、あいまいなものになったり、常識的な制約がうすれたとしても、夢の世界はまったく自由なものとはいえない。

A わたしたちの心のなかにある道徳的な感情は、夢にも根強く作用する。その結果、夢にあらわれた光景や、それにともなう感情が不道徳なものである場合は、道徳的な抑圧作用によって夢は変化してしまう。

B 夢のなかで殺人が行なわれることは少なく、途中でイメージは変化して衣服を破ったり器物を割るといった形をとる。性的交渉の場面も、生々しくすべてを見たり体験することはまれで、性器が象徴的な形に変わったり、べつの場面に変化したりする。

 夢には味もにおいも色もある

@ ふつう、夢を見るという。しかし夢のなかで音を聞くことは、かなりあるし、味やにおいを感じることもある。夢に色彩がついていることもある。

A 生まれつき目の見えない人の夢は、声や音ばかりで姿はない。

B 目も見え、音も聞こえる人は、いろいろな内容の夢を経験するはずであるが、視覚にうったえる夢がいちばん多いのは人間が視覚動物のせいである。
 
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 夢は欲求不満の解消に役立つ

@ 夢は、なんらかの形で願望や欲求とつながっている。夢を見ることは無意識的な欲求不満の解消の手段である。

A 日常のかなえられない願望が、夢のなかで代償的にかなえられている。この効果があるからこそ、毎夜のようにわたしたちは夢を見るわけである。

 夢を見るときは「からだの休息」

@ 逆説睡眠は生理的に大きな意味をもっている。つまり、ふつうの眠りが脳細胞の疲労回復のための「脳の眠り」であるのに対し、逆説睡眠は「からだの眠り」であると考えられる。

A 「からだの眠り」とは、いいかえれば、内臓や筋肉を操っている手綱がゆるんだ状態であり、逆説睡眠のとき、心臓の拍動や呼吸が乱れ、骨格筋の緊張がなくなったりするのは神経のコントロールがなくなって、それらが勝手に動き出した状態と考えられる。

B 逆説睡眠は、生きるために欠かせないものである。事実、逆説睡眠をとらせない「断夢の実験」を行なうと、多食、性欲の亢進など本能的な欲求が強まり、動物をはじめ人間も異常行動をとるようになる。

C 夢を見ている状態、つまり逆説睡眠のときが、からだの休息のときであると考えると、夢は多いに見るべしということになる。
 
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