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夢 逆説睡眠



 

 夢は脳のどこで起こるか

@ 眠っているあいだは、脳のはたらきは低下している状態にある。ところが夢を見ているといわれる逆説睡眠のときの脳波の型は、目覚めているときの波に近い。したがってこのときは、「新しい皮質」の活動も「古い皮質」の活動も高まっており、そのために夢を見るのであろうと想像される。

A 過去の体験や知識は脳にたくわえられ、「古い皮質」や「新しい皮質」の側頭葉が関係している。これらの大脳皮質が、なんらかの原因によって刺激されると、過去の印象や、もろもろの欲求がよみがえってくる。

B 逆説睡眠のときには、自律神経系の不安定な動揺があり、心臓、呼吸などの強い変化がある。この神経信号が刺激となり夢を見るのだと考えられる。

C 刺激が強すぎると目覚めてしまうが覚めない程度だと、暗いおぼろげな精神の世界に、いろいろな体験が生じてくる。断片的な感覚、かなりまとまったイメージ、さらに時間的経過さえ持ったドラマにもなってくる。しかしいずれにせよ、覚めているときの体験と違って、夢特有の奇妙で幻想的なものとなってくる。

 感覚の刺激が夢の原因となる

@ からだの内部に生じたいろいろな感覚や、外部から加えられた刺激が、夢にはさまざまな姿であらわれる。
 
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A 大海原や湖の景色、あるいは洪水でおぼれかかった夢などは、尿意が原因になっていることが多い。また、熱が出て、うなされぎみのときに、ぎらぎら光る太陽の夢を見ることもある。


B 「夢は五臓のわずらい」というように、内臓をわずらっている病人は、事実、夢に悩まされることが多い。これらは、からだの内部の感覚が刺激となって夢を見るのである。

C 寝室にまぶしいほど朝日が差し込んでいるとき、日の出をのぞんだ夢を見たとか、かたい枕をして寝たら感電して全身がしびれて動けなくなったなどという夢は、外部からの感覚刺激が原因となったものである。

D いろいろな感覚刺激を使って、夢を人工的に製造することもできる。逆説睡眠のとき、香水をかがせたら香水店にいる夢を見たり、マッチをつけてにおいをかがせたら、火薬庫が爆発した夢を見たという実験例もある。

⇒ 
夢は過去の体験
 




 

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