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夢 逆説睡眠



 

 

 夢は現実とかけ離れすぎていて、あいまいでとらえにくい、不思議な世界である。そのために、むかしから夢にまつわる論議は、果てしなく繰り返されてきた。限られたわずかな人が夢を見るのなら、夢は精神病の一種になりかねないが、あらゆる人が夢を見るということは、夢が正常な生命現象であると考えねばならない。

 だれでも毎晩夢を見る

@ ふつうの大人では、一夜の眠りのあいだに、夢を見ない人はいない。ふかく眠れば夢を見ず、眠りが浅いと夢を見ると考えられているが、これはなかば間違っている。

A アメリカの生理学者、クライトマンとデメントは、ほとんどのひとは毎晩夢を見ており、逆説睡眠のときが夢を見ている状態であるということを発見した。実際に同博士らの実験では、脳波が逆説睡眠の型をしめしているとき、その人をおこしてきいてみると、80%の人が夢を見ていたと証明した。

B 夢とは、現実におこっていないことを思い出すことである。夢をぜんぜん見ないとは、夢を見ても覚えていないということであり、夢見が多い少ないというのは、朝になって忘れてしまった程度による。

 逆説睡眠とは

@ 一晩の眠りには、2時間おきに繰り返される小リズムがある。この一つのリズムのなかには4種の眠りがある。あさい眠り、中くらいの眠り、深い眠り、そして逆説睡眠である。このリズムは、一夜に3〜4回繰り返される。
 
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A 逆説睡眠のときには、ほかの眠りのときとは、はっきりと違った特徴的なからだの変化がみられる。

● 外見は深く眠っているのに、脳波は目覚めに近い型をしめす。

● ほかの眠りのときには、眼球はほとんど静止しているが、逆説睡眠中にはまるで映画の画面を見ているように、きょろきょろとはやくて不規則な眼球運動がおこる。

● 筋肉(骨格筋)の緊張がなくなり、からだ全体がぐったりとなる。

● 心臓や呼吸のリズムが乱れる。

● 血流量の大きな増加が脳や陰茎に生じる。ふつう朝の目覚めは逆説睡眠の直後におこることが多く、陰茎の勃起や老年者の脳出血が朝方におきやすい原因となる。

B 逆説睡眠は、一夜のうちに20〜30分ずつ、3〜4回あらわれる。夢が逆説睡眠に付随してあらわれる現象だとすると、どんな人でも眠っている時間の5分の1は、毎晩夢を見ていることになる。

⇒ 夢は脳のどこで起こるか
 
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