脳のはたらき 平衡反射

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運動反射 反射運動



 

 平衡反射

@ コガネムシなどの昆虫を、背中を下にして机の上に置くと、足をさかんに動かして、くるりと向き直り、ふつうの姿勢に戻る。

A このように、動物には必ず基本になる普通の姿勢があり、この姿勢がくずれると、もとのふつうの姿勢に戻る反射運動がおこる。この運動を平衡反射とよぶ。

● ネコを背中を下にして落とすと、空中で必ず向き直って四肢で地上に立つ。これは、平衡反射の典型である。

 姿勢はどこで保たれるか

@ 前庭器


 からだの平衡を専一につかさどっているのは、内耳の前庭器である。下等動物の前庭器は、耳石をそなえた前庭器だけであるが、進化した脊椎動物になると、これに三半規管がそなわってくる。
 
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● ネコの落下のさい、目隠しをして視覚をうばっても、前庭器の反射のみで、ネコは地上に立つことができる。

● 耳石が直線運動に反射するのに対して三半規管は回転運動に反射する。カニが横ばいだけで、回転運動ができないのは三半規管がないからであり、鳥類が空間で複雑な直線や回転運動をするのは、前庭器が三半規管をそなえ、鋭敏に反射するからである。

● 鳥類は小脳がとくによく発達している。小脳は前庭器と連絡を取って、運動や姿勢の調節をしている。

A 目

 眼前をものごとが相次いで動くと、目はその方向に律動的に動き、動く事物を個々に認識させるように反射する。また目と前庭器は、からだの平衡を保つ上で重要な関連がある。

● 頭が右に傾くと、それを感じ取った左右の前庭器の耳石は、目の筋肉に反射運動をおこし、眼球を左のほうへもどす。これは頭の傾斜にともない、目の網膜に傾いて映る水平線を、正しい水平に持ってこさせようとする立ち直り反射といえる。

B 深部感覚

 深部の筋肉や腱にある感覚器によって起こる平衡反射をつかさどっている。歩行がバランスをたもって遂行されるのは、下肢の深部感覚による反射であり、捕球のさいに、からだの平衡をたもつのは、上肢・首などの筋肉にある深部感覚の平衡反射による。

⇒ 条件反射とは
 
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