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運動反射 自律神経反射



 

 反射の種類

 反射は大きくは、運動(性)反射と自律神経(性)反射とに分けられる。しかし、反射がどこの器官にどのように表れるかによって反射の名前をつけることがあるし(例・アキレス腱反射)、感覚の信号がUターンする反射中枢が、脳幹にあるか脊髄にあるかによって、脳幹反射とか脊髄反射とも呼ばれることがある。

@ 健康な人のばあい、医師が膝蓋腱をたたくと、ひとりでに、ピョコンと足の先(下腿)があがる

 これは、腱の付いている大腿の筋肉のなかにある感覚器が刺激されて興奮し、その信号が脊髄へつたえられ、そこで運動神経にUターンして筋肉へ送られ、その結果筋肉の収縮をみたもので、運動反射の典型的な例である。別名を膝蓋腱反射ともいい、脊髄反射の一種である。

A 熱いものに手を触れたとき、瞬間的に、さっと手を引く

 これは腕を曲げる筋肉が反射的に収縮して、刺激からのがれようとする運動であり、これを屈筋(屈曲)反射という。運動反射の一種である。
 
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B 歩くとき、わたしたちは無意識のうちに足を交互に動かしている

 歩く場合、一方の下肢を前に伸ばすと、他方の下肢は自然に後方に屈曲する。これは、主として伸ばした下肢の深部感覚器(筋紡錘)が、他方の下肢の屈筋反射をおこすからで、この反射の繰り返しにより、歩行はバランスをたもっている。姿勢をたもつための平衡反射と運動反射とが複雑に組み合わさったものである。

C 梅干を口に入れるとつばが出る

D 暑ければ汗が出るし、寒ければ自然に手足の皮膚の血管が収縮する

E なにかの刺激にもとづく怒りや恐怖などの情動によって、顔色が赤くなったり青くなったりする。また動悸がして、手のひらや脇の下から汗が出たり、血圧が上がる


 これらはみな、感覚神経をつたわった感覚の信号が、運動神経ではなく、自律神経に移行しておこる反射であり、自律神経(性)反射という。また反射の中枢が脳幹にあるため、脳幹反射ともいわれる。

F 目に光が入ると瞳孔は縮小する。暗いところでは、瞳孔が大きくなる。

 瞳孔反射といわれる。このように反射の表れる場所によって名前がつけられるものには、まえに述べた膝蓋腱反射・アキレス腱反射のほかに、腹壁反射・性器性反射(排尿・排便・勃起)などがある。
 
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⇒ 反射のしくみ
 




 

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