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生命の維持 摂取行動



 

 食欲

 食欲は摂取行動の原動力である

@ 人間をはじめ、すべての動物は生命を維持するために、外部からエネルギー源となるものを取らなければならない。動物はこれを摂取という行動によって保っている。

A この摂取行動を起こす原動力となるものが食欲である。つまり、食べたいという欲求がおこり、それに駆り立てられて餌をとるということになる。

 空腹感と食欲は違う

@ 空腹感、あるいは飢えは、食欲と同じであると考えられがちである。しかし、動物で餌をじゅうぶんに食べて飢えがなくても、ある操作によって食欲がおこり、どうしても摂取行動に移り、それを止めることができない状態を起こすことができる。

A また、動物がいくら飢えの状態にあっても、食欲が起こらず、したがって餌もとらないという状態も作ることができるから、飢えと食欲とは必ずしも一致するものではない。
 
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B ただ、ふつうにはわたしたちの食欲の根底にあるものは空腹感であり、食欲や摂取行動は、まず空腹を感じることから起こるといってもよいであろう。

 空腹は頭で感じる

 「腹が減ったから、飯にしよう」などという。この空腹感の原因については、むかしから二つの考えがある。

@ 末梢説
 胃の内容がなくなると胃が時々ひどく収縮する。すると胃壁から信号が脳へ送られ、空腹を覚えさせる原因となるという説である。

● 動物で胃の支配神経を全部切り取っても、あるいは胃そのものを切り取っても、動物の食行動はたいした変化は起こらないことから、現在はこの末梢説は否定されている。

A 中枢説
 末梢説に対して、空腹を感じる中枢は脳にあるという中枢説が、現在では一般に認められている。脳のずっと下部の視床下部という場所に、食欲を起こし積極的に摂取行動に駆り立てるプラスの部位と、摂取に対して積極的にブレーキをかけているマイナスの部位とが存在し、食物摂取を調節しているという説である。

⇒ 食欲と関係のある視床下部
 
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