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記憶力 反復練習



 

 記憶力をよくする

@ 反復練習をする

 記銘は、反復することによって強められる。したがって知識をおぼえこむためには、反復練習する努力が必要となる。

A 注意を集中すること

 子どものころに比べて、忘れやすくなったという人がいる。これは記憶力が悪くなったのではなく、周囲がいそがしく、子どものときに比べて注意を集中することができなくなったためである。ぼんやりと聞き流し、読み流したものは当然記銘のされ方も弱い。

B たびたび復習をすること

 いちど脳に刻み込まれたものは、記憶の痕跡となり、なかなか忘れないが、時間をおいて復習することによって、さらに記銘は強化される。勉強のばあい、予習よりも復習といわれるのは、この理由である。

 忘却の性質

@ 記憶の痕跡はのこる

 
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 記銘されたものはある期間保持されるが、そのうち忘却する。ドイツの心理学者エビングハウスの忘却曲線によると、覚えてから2日目で、66%忘れるが、あとの忘れ方はゆっくりしており、1か月後でも79%の忘却にとどまっている。

● 忘れたつもりでも、なにかの拍子に、ふと思い出すことがあるのはなんらかの形で脳のどこかに記憶の痕跡が残っているからである。

A 古い記憶は消されていく

 忘却の大部分は、似たようなあとの経験によって、まえの経験の記憶痕跡が影響を受け、変わっていく作用による。新しい記憶が加わってきて、先に刻まれた記憶を混乱させると、古い記憶は消滅しやすい。これを「逆向抑制」という。

● 失恋の痛手は、新しい恋人を発見すれば、より早く癒されるし、愛児を失った親の悲しみの記憶も、新しい子供が生まれると、薄れていくことが多い。

B 眠りは忘れることを防ぐ

 物忘れを防ぐためには、記銘後なにもしなければよいわけで、そのもっともよい方法は眠ることである。事実、記銘後に眠ってしまったほうが、目を覚ましているよりも、物忘れの程度は、はるかに少ないことが、実験によって確かめられている。

● 忘れない方法としては、反復することはもちろんであるが、勉強した後で眠ることが最上である。次に遊ぶことや、種類の違うことをするのがよい。同じような勉強を休みなく何時間も続けることは、記憶の混乱を招く恐れがあるので、さけたほうがよい。

C 最近の記憶ほど失われやすい

 ひどい精神的ショックや、脳しんとう、脳損傷などによる記憶喪失の場合は古い記憶は障害なく保たれているが、比較的最近の記憶が失われやすい。しかも新しい記憶ほど障害を受けやすい。このような障害を「逆向性健忘」といい、コルサコフ症状として古くから知られている。
 
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⇒ 記憶のつくられ方
 




 

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