脳のはたらき ことばの学習

私たちのからだと健康
TOP > 脳のはたらき > ことばの学習

ことば 失語症



 

 ことばの学習

@ 大脳皮質の言語野(そこにある神経細胞)は、先天的にあるべきものであるが、出生直後にはたらいていない。言語活動は学習とともにおこなわれる。

A はじめは、いわゆる喃語(なんご)を発する程度であるが、反復練習の結果、音韻どおりのことばを発するようになる。

B ことばの学習は、音韻どおりの発音をおぼえるだけでなく、ことばの意味の理解や表現もそれに並行している。最初は、ことばの意味の理解や表現も辞書にあるような意味として覚えるわけでもなく、また文としてととのった形で理解し表現するわけではないが、しだいに一定のことばが、一定のものごとを指示し叙述することをおぼえるようになる。このあいだに命名期があり物の名前を知りたがる時期がある。
 
スポンサードリンク
C 言語野のはたらきは、文字の読み書きの学習にも関係しているが、これには言語野以外の他の領域も関係している。文字の読みには、視覚的に形をつかむという要因があるし、文字を書くには書写という、形を構成するという要因が加わっている。日本語のばあいには漢字の学習において、これらの音声言語以外の要因を無視できない。

● 失語症

 言語野が病気でおかされたり損傷を受けたとき、失語症といわれる状態になり、ことばの音韻や意味に関して複雑な障害をおこす。そのさい、表音文字であるかなについては読み書きに障害がおこるが、表意文字(漢字)についてはさほどではない。大脳の後頭葉前部と頭頂葉後部が限局しておかされると、失語症をともなわない失読症が起こる。

D 言語野は、大脳皮質の他の領域と密接な関係をもち、言語機能は他の領域の代表する知的な機能と密接な関係をもちながら発達する。したがってことばの学習能力は、知能の発達と切り離しては考えられない。

⇒ きき手ときき脳

 
スポンサードリンク




 

Copyright (C)  私たちのからだと健康 All Rights Reserved