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低次の感情 高次な感情



 

 感情のあらわれかた

@ 情動には身体的表現がともなう

 感情の波立ち、とくに、はげしい情動の出現には、自律神経系を介して身体的表現がともなう。

● 怒りでは、心臓はおどり、呼吸は荒く、血圧は上り、頭部に血が集まり、毛は逆立ち、瞳孔は開き、全身の筋肉は緊張する。

● 安堵ではその逆の方向への身体的変化がみられる。怒りでは攻撃のためのエネルギー発散的な全身的体制が整えられ、安堵ではエネルギーの蓄積の態勢が取られている。

A 低次の感情

 感情、とくに低次の感情(情動、生命的感情)は脳幹や「古い皮質」で起こり、生命的機能が大きく関係している。生命的機能をつかさどる自律神経系の中枢は、視床下部と「古い皮質」にあり、ここが同時に情動に中枢的な役割を果たしている。
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B 高次な感情

 心情的感情や精神的感情は、情動や生命的感情にたいして高次な感情といわれる。これらの感情は、身体的表出がより少なく、知的、精神的要素が大きい。これは「新しい皮質」の抑制的作用がはたらくためである。

 感情は無意識におさえられる

@ 欲求不満で起こる感情の高ぶりはいろいろな心のからくりによって、自然に解消されることが多い。

● 抑圧
 満たされない望みが、心のなかでおさえられ、あきらめられる。
● 代償
 よく似ていて充足可能な他の目標や、学問、芸術など社会的に有用な他の活動にむかって欲求がおきかえられる。
● 転置
 自分の満たされない欲求を、子どもや友人に託して満足をうる。
● 逃避
 満たされぬ不満を、自分の職業やレクレーションへの熱中などで忘却解消する。

A これらが適切に行われたときには特別な問題は残さないが、こうした自己調節でさばききれないときには、神経症的な症状を呈してくる。
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⇒ 泣きと笑い

 




 

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