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 情動と内臓

 情動は内臓に影響を与える

@ 怒りと腹ぐあい

 怒ることを腹が立つという。怒りが静まることを腹がいえる、腹の虫がおさまるという。実際に、空腹のときや腹ぐあいの悪い時は気がむしゃむしゃして怒りっぽくなる。腹と情動は密接な関係があるのである。


 視床下部と「古い皮質」は情動に関係があり、同時に内臓を支配する自律神経の中枢である。したがって、空腹や痛みのときには、健康な時とは違って、内臓から異常な信号が上行し、「古い皮質」の活動を異常に高ぶらせると考えられる。

 ぎゃくに情動は消化管のはたらきに強く影響する。不安や怒りがあると、消化管のはたらきが鈍り、消化作用がしばらく止まる。食欲もなくなる。

A 病は気から
 
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 気が早い、気まぐれ、短期、気分がよいと、気という言葉はいろいろつかわれるが、気とは「古い皮質」に宿る心である。「病は気から」という。じつは、この気とは、ストレスによって起こった「古い皮質」の乱れであり、ゆがみである。

 悩み、気苦労、心配事、不安、緊張などが「古い皮質」にひずみを生じさせると気力はおとろえ、視床下部に影響してその支配下の内臓に故障を起こさせることになる。心配ごとが食欲をなくさせるのは、すべてこのためである。

B 心とからだの接点

 視床下部や「古い皮質」は情動のはたらきに密接な関係をもち、同時に自律神経の働きにも密接に関係している。はたらきの種類からいえば、怒りや恐れを起こす部位は、交感神経の反応を起こす部位と一致し、快感を起こす部位は、副交感神経の反応を起こす部位に一致している。

 したがって、情の動きが、おなじ領域でいとなまれている自律神経系にたいする調整作用に影響を及ぼさずにはおかないのであって、情動は心とからだの接点に立っているといえる。

 精神身体医学で強調されている、心の病気とからだの病気との関係は、脳のはたらきからみれば、よく理解されることがらである。
 
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