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本能 理性



 

本能行動の特徴


@ 自動的に起こる
 本能はあくまで自動的に起こるものであり、本能的欲求が起こるためには、「新しい皮質」による理性の働きは必要としない。考えて行動を起こしたり、考えて行動をやめたりすることはない。

A スタートとストップのしくみ
 本能行動には、それを起こす仕組みとやめる仕組みとの二つがそなわっている。からだの内部の変化によってスタートを起こし、満足したときには自然にストップする。

B 本能は内部条件によって動く
 本能行動は、主としてからだの内部の変化が原因となっている。この変化をキャッチするのが、脳幹の間脳にある視床下部である。視床下部には食欲や性欲の中枢があり、そこにはからだ内部の変化を感受する細胞群がある。そこから信号が「古い皮質」へ送られて、食欲や性欲という心がおこり、本能行動として発現される。

 本能行動を引き起こすもの

@ 解発刺激
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 本能行動をひき起こす刺激に関しては、主としてさかな、鳥などの動物で詳しく調べられている。トゲウオのオスの求愛行動の解発刺激は、「ふくらんだ下腹」であり、下腹の部分さえふくらんでいれば、本物のメスでない不格好な模型に対してでも求愛行動が生じる。

 本物のメスでも、下服がふくらんでいなければ無視される。このように、動物の本能行動は、刺激の全体ではなく、その特定の部分や側面によって引き起こされる傾向が強い。

A からだの内部の変化
 空腹になると、血液中の糖分の量が低下し、それが視床下部の摂食中枢で感受されて摂食行動が起こる。性欲の場合には、内分泌線の活動がたかまり、性ホルモンの量が一定のレベルに達すると、それが視床下部の性中枢の興奮させる。

 このように、本能的欲求の強さは、血中の代謝物質やホルモンの量に依存している。

● 欲求が強くなれば、あまり適当でない解発刺激によっても行動が生じるようになり、ひじょうに強くなると解発刺激が全然ないのに行動がおこることすらある。

● 動物によっては、いろいろなホルモンの分泌が季節によって変動し、性行動、移住などの本能行動に重要な役割を演じている。

⇒ 理性と本能
 
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