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 孤独と健康

@ 心身の調和が健康のもと

 人間の心身のはたらきは、プラスとマイナスの機能が共存している。積極的におしすすめるはたらきがあれば、必ずそれを引きとめるはたらきが並んでいる。

 この相反する機能の調和のもとで、わたしたちの毎日の行動が行なわれている。この調和のとれているのが健康体であり、ふつうのひとの考え、行動である。バランスが狂うと病体となり奇行となる。

A 健康には刺激が必要
 精神機能をくるわす原因に過労がある。過労は心身への刺激が度を過ぎた状態で、仕事、社会、家庭生活上の心配事が続くとノイローゼになることはよく知られている。いっぽう、刺激が少ない単調な状態が続く時も、精神のはたらきはくるってくる。孤独の例がそうだし、心理学者が実験的に経験している。

● 外部からの刺激をひじょうに少なくすると数時間後には組織的な思考が困難になり始め、暗示性が増し、刺激や運動の欲求が強くなるという。この状態を72時間以上続けた場合は、たいてい幻覚、妄想が起こったと言っている。
 
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B 楽隠居は健康の赤信号
 あまり変化のない平穏無事な生活は、人間の心身の健康には好ましくない。定年になり楽隠居の身分になると、急に老けこんだり病身になる例は多い。集団生活から離れ、刺激がなくなったために、脳やからだの調和が乱れたためである。確信のある目標を選び、その目標に向かって努力することが心身の健康へ通じる道である。

 孤独は人格を変える

@ わたしたちの心のよりどころや、人格の形成は、知人や家族との交流によって生まれ、育てられる。接触する人々の反応によって正邪を判断しながら、その経験をしだいに積み重ねることにより、人格が出来上がるのである。

A 人格形成の基盤である集団生活を取り除かれると、信念や価値評価の鏡がなくなり、自信を失い、情緒的に動揺して心の安定がくずれてくる。

B さらに進むと憂うつになり、自己嫌悪におちいり、自殺を考え、幻覚、幻想が生まれる状態になる。この状態に時期には、精神能力が鈍化し、幼稚になっているので、識別能力が低下して暗示にかかりやすくなる。呪い、新興宗教に凝るなどは、この時期に多い。

⇒ 自律神経
 
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