病気の知識 耳・鼻・咽喉の病気

私たちのからだと健康
TOP > 病気の知識 > 咽喉頭結核

のど 咽喉頭結核 耳 鼻



 

 咽喉頭結核

@ 結核菌が咽頭や喉頭に付着感染しておこる病気である。

A いっぱんに重い病気である。しかし、近年は薬がよく効くようになったので、やおる率が増えてきている。

 原因
@ 多くの場合、肺結核の部分からせきやたんにのって菌が排出されるとき、咽頭または喉頭に軽い傷などがあると、そこから結核菌が組織の中に侵入し、結核結節をつくる。

A ときには肺結核はたいへん軽く、その存在が不明で、最初から咽頭や喉頭に直接結核菌の感染が起きたような感じを受けることもある。

B まれに、血管やリンパ管を通して感染することもある。

 症状
 病気の進行ははじめはわりあいに軽いが、しだいにがんこに進行する。同時に全身の結核とも並行的な進み方をする。

@ 初期の症状
 咽頭や喉頭にふつうの炎症が起きた場合とあまり大差がない。全身的に結核が存在し、病勢がある程度進行しているのがふつうである。
 
スポンサードリンク
A 中期の症状
 症状がしだいに進行し頑固な痛みに変わってくる。それと並行して、せきやたんが増え、ときには声がかれる。

・局部に結核性潰瘍をみとめる。

B 後期の症状
 重症になると咽頭や喉頭に大きな潰瘍ができ、声が出なくなる。食物摂取や呼吸のさいに痛みが強く、ときには食物をあやまって気管へのみくだすため急性肺炎を起こしたりする。

・近年は薬の進歩によって患者の発生も減少するとともに、重症型も減ってきている。

 治療
 薬物で治療を行なうのがふつうである。入院、通院どちらでもよいが、重症の場合は入院して治療を受けるのが望ましい。全治期間は症例によって大変違いがある。

@ 検査
 治療をする場合に大切なことは診断である。確実に結核であると決定するには局部から組織をとり、病理的検査をする。また局部の分泌物を検査して結核菌の有無を確かめる。

A 全身治療
 全身的な結核治療を行なう。スプレクトマイシンやカナマイシンの注射、パス、ヒドラジドの服用を行なう。

・ストレプトマイシンやカナマイシンを注射する場合は、咽頭や喉頭に近い部分にすると、いっそう有効である。

B 局部治療
 局部に菌が増殖しやすいのでオキシフルやホウ酸でうがいをすることも必要である。痛みのために食事ができないような場合には局部にヘキシロカイン駅や塩酸コカイン液を噴霧する。

・無水酒精の上喉頭神経内注射は痛みをとるのに有効である。
 
スポンサードリンク
C 家庭看護
 アルコール、タバコ、その他の強い刺激物は避け、食事は栄養価の高い肉類、卵、牛乳などを消化しやすいように調理して与える。気管内に間違って飲みくだす心配のある場合は、ゼラチンやくず錬りに包んで、半流動体にして与えるようにする。

・本症は経過が長いので家族への感染がないよう、じゅうぶんに注意すること。

スポンサードリンク

 



Copyright (C)  私たちのからだと健康 All Rights Reserved