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 扁桃炎

 <急性扁桃炎>
 どんな病気か
@ 咽頭の粘膜の炎症とともに、主として口蓋扁桃に強い炎症があるときを急性扁桃炎という。

A 次のような二つの病型がある。

・急性カタル性扁桃炎 ― 比較的軽い炎症で、扁桃が赤くはれているだけで膿栓をみとめない。
・急性腺窩性扁桃炎 ― 扁桃にくぼみに膿栓をみとめ、激しい症状をしめす。

 原因
@ 気温の変化や過労などが原因となる。とくに急性炎症を繰り返す場合は、その前に徹夜の勉強、マージャン、遠足などで、肉体的精神的疲労が過度であることが多い。

A 原因となる菌は連鎖球菌かブドウ球菌である。

 症状
@ 全身的症状
 さむけ、震え、発熱、顔面紅潮、頭痛、腰痛、関節痛、筋肉痛などがある。

A 局所症状
 咽頭痛、嚥下痛があり、ときには耳への放散する痛みも起こる。

・両側の扁桃は赤くはれ、扁桃にくぼみに点状に膿栓をみとめる。

 経過
@ ふつう4〜10日ほどで解熱する。ときには扁桃周囲炎、リンパ節化膿、腎炎、心筋炎、リウマチ、敗血症などを起こすので注意が必要である。
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A 急性扁桃炎の特徴は高い発熱にもかかわらず全身状態はあまりおかされないことである。そのため小児では遊びにまぎれ、成人では仕事に追われ過労の結果、全身疾患を併発することが多いので注意が必要である。

 治療
@ 検査
 細菌検査(菌の種類と薬剤耐性)、血液や尿検査(白血球数、尿たんぱく)、心電図検査などを行なう。

A 全身療法
 絶対安静を第一とし、サルファ剤や抗生物質を用いる。

B 局所治療
 ルゴールなどの薬液を塗布したり、2%の重そう水、ホウ酸水でよくうがいをする。

・高熱や痛みのある場合には冷罨法を行なうこともある。

C 予防
 全身的な鍛錬をすると同時に睡眠不足や過労をできるだけ避け、ビタミンCをじゅうぶんにとる必要がある。

 <慢性扁桃炎>
 どんな病気か
@ 急性炎症を繰り返す扁桃は炎症が消退したあとも扁桃の実質表面周囲に病変を残すことが多い。扁桃の大小だけで慢性炎症の有無を断定できないが、高度の肥大は慢性炎症があると考えてさしつかえない。

A 他部の疾患(腎炎、皮膚炎、リウマチ)があらわれて、慢性扁桃炎の存在を発見することもある。

 症状
@ 無症状に経過するものから複雑な症状をしめすものまでいろいろある。

A 小児における高度の肥大や成人の扁桃肥大には慢性炎症があるとしてよい。

B 軽い咽頭痛、異物感、からせき、口臭、食欲不振、微熱があり、全身がだるい。

C 肩こり、動悸をうったえ、赤血球の沈降速度が速まることが多い。

D 扁桃の表面が平らでなく、しばしば膿点をみとめ癒着が強い。

E 頚部リンパ節にはれや圧痛がある。

 合併症
 合併症として最も多い疾患は、関節リウマチ・腎炎・心内膜炎・心筋炎・神経痛・アキレス腱炎・結節性紅斑・湿疹などである。
 
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 治療
@ 検査
 扁桃が病巣であるかどうかを決定するため、次のような検査を行なう。

・ASLO検査。扁桃内細菌の全身におよぼす影響を調べる。
・扁桃をマッサージしたり、超短波をかけたりしたあと血沈、白血球数、尿たんぱくの変化などをみる。
・扁桃のくぼみを洗浄した後でその変化をみる。

A 手術療法
 扁桃を全摘出する。補助としてペニシリンやその他の抗生剤を用いる。

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