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 咽後膿瘍

@ 咽頭後壁の粘膜に膿瘍のできる病気。

A 高熱をともなう熱性咽後膿瘍と熱の伴わない寒性咽後膿瘍とがある。

 原因
@ 熱性咽後膿瘍
 咽頭の後壁粘膜の下にあるリンパ節の化膿によって起こる場合である。リンパ節の発達している乳幼児に多い。

・リンパ節が退化してしまった成人にはほとんど起こらない。

A 成人の熱性咽後膿瘍
 咽頭付近に化膿がおこり、そこから膿汁(うみ)が流入して起きる場合である。しかし、成人の熱性咽後膿瘍はきわめて少ない。

B 寒性咽後膿瘍
 頚椎カリエス(結核性)が咽頭のうしろで破れて、うみがたまって起こる場合である。成人に多くあらわれる。
 
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 症状
 <熱性咽後膿瘍の症状>
@ 高熱が出る
 高熱とともに呼吸困難、哺乳障害、嚥下障害などが起きる。

A 衰弱する
 乳児では乳が飲めないため衰弱が激しくなることがある。

 <寒性咽後膿瘍の症状>
@ 苦痛が少ない
 あまり苦痛を訴えず症状が軽い。

A 咽頭の異常感
 咽頭の異物感、軽度の嚥下障害、肩こりなどが起きることがある。

 治療
 <熱性咽後膿瘍の場合>
@ 検査
 症状によって推定し、口を開けてみただけでだいたい診断がつく。しかし、炎症の存在する位置や大きさにより診断のつけにくい場合もある。

A 抗生物質療法を続ける
 細菌、とくにブドウ球菌によって起こる化膿であるから抗生物質療法を続けることが有効である。

B うみの排除が必要
 まず太い注射器で患部からうみを排除してから抗生物質を入れる。これを繰り返しているだけでなおる場合がある。
・うみが多い場合には切開によって排除する。

C 気管切開
 呼吸困難がひどい場合には気管の切開を行なうこともある。

 <成人の熱性咽後膿瘍の場合>
@ 検査
 頚椎のX線写真を撮り、頚椎カリエスの有無を検査する。注射器によってとり出したうみの細菌検査も必要である。

A 原病の根治
 咽頭付近の化膿巣から起きた場合には、原病病巣の治療も完全に行わなければならない。
 
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