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 反回神経麻痺

@ 声帯の働きを支配している反回神経の麻痺によって起こる声の異常である。

A 反回神経は左右で走行が違う。左は心臓部で迷走神経からわかれ、上行して発声筋に達する。いろいろな障害を受ける機会は左の神経のほうが多く、麻痺を起こしやすい。

 原因
@ 甲状腺に腫瘍ができたり、またこの腫瘍を手術したあとに声の障害がおこる。

A 次のように生命をおびやかすような重大な病気が原因になっている場合がある。

・大動脈弓に動脈瘤ができた場合。
・結核や肺がんで肺門リンパ腺がはれた場合。
・左肺尖結核や左縦隔洞に接する肋膜炎などによる場合。
 
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B リウマチ性やビタミンB1の欠乏などによっても麻痺がおこる。また乳児かっけで声がかれることもある。

 症状
@ 急に声が出なくなったり音色が変わって弱くなったりする。

A 数週間たつと健康側の声帯が正中線を越えて麻痺側へより(代償性交叉)まがりなりにも声が出るようになる。

B 数ヶ月たつと麻痺側声帯が委縮して縁がくぼみ、声門にすきまができ、再び声が出なくなる。

 治療
@ 薬物による治療
 リウマチ性の麻痺では抗リウマチ剤、脚気性の麻痺では活性ビタミンB1を使用する。

A 手術による治療
 古くなって委縮が起きた場合には手術により麻痺声帯の外側へ軟骨片、プラスチック塊、パラフィンなどを埋めて中央部に押し出し、声門を閉じるようにする。

B 発声訓練
 原因不明の場合には一応@の治療をして発声練習を行なう。

・発声は麻痺側喉頭を外部から圧したり、くびを健康側に傾けたりすると楽になる。また握りこぶしで下腹から胸へ力強くこすりあげながら、気合いをかける発声練習もある。
 
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