代謝と栄養 気圧と酸素

私たちのからだと健康
TOP > 代謝と栄養 > 気圧と酸素

酸素 二酸化炭素



 

 気圧と酸素

 高山や高空における酸素

@ 気圧が低くなると酸素の分圧も低下する


 高山や高空では、空気中の酸素の含有量が地上と同じでも、気圧が低いために酸素のもつ圧力が低下するから、赤血球の酸素結合力が弱まって、血中の酸素は不足する。このため人体にはさまざまな障害がおこりやすい。

A 高山病

 登山のさいには、体重と荷物を高所に引き上げるためにエネルギー消費が多くなるうえ、酸素の体内補給が減少するからますます酸素の需要が増加して、ついには障害をおこす。心臓の動悸が激しくなり、呼吸困難、めまいがおこる。また、疲労感が強くなってときには失神する。

● ただし、長期間にわたり高所に滞在するときは、赤血球数が増加し、酸素量をます馴化能力がみられる。

B 航空病

 航空病の原因はいろいろあるが、酸素不足は大きな原因の一つである。ふつう5000b以上高空にのぼると酸素吸入を必要とし、8000b以上では、酸素吸入なしでは生命が危険となる。酸素の補給がじゅうぶんでないときは、低酸素症となり、頭痛や倦怠感をもようす。ひどくなると意識喪失、仮死状態となり、つづいて心臓の拍動が停止する。

 二酸化炭素の増加と人体
 
スポンサードリンク
@ 大気中の二酸化炭素の濃度は0.03%

 濃度がこれ以上高まると次のような異常現象がみられる。

● 2.7%になると、呼吸のさい吸気が長引くようになる。
● 3.5%になると、呼吸数が増してくる。このころになるとマスクをしたように、呼吸に抵抗を感じ、呼吸のために疲労する感じがおこる。

● 4%以上になると、血液は酸性になり、二酸化炭素のマヒ作用があらわれ、精神的な疲労も出てくる。
● とくに、鼻や咽頭や喉頭の粘膜、目の結膜、皮膚などを刺激するので、これらの部分がひりひり痛む。

● 8%以上では、呼吸困難の状態になる。
● 10%を超えると、意識が喪失して死亡する危険がある。
● 20%になると、呼吸および心臓の中枢である脳の生命の中枢が、完全にマヒしてしまう。

A 公衆衛生と二酸化炭素

 公衆の集まるところでは、二酸化炭素の濃度は0.1%を最上限としている。

● 限られた大きさの建物内に多数の人が集まったり、物を燃やしたりすると二酸化炭素が増加する。このようにして二酸化炭素が濃くなり0.1%を超えると、温度や湿度も高くなり、他の悪臭も生じて不快になるので、二酸化炭素の濃度を目標にして衛生管理をすることになっている。
 
スポンサードリンク

 




 

Copyright (C)  私たちのからだと健康 All Rights Reserved