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三大栄養素 脂肪



 

 三大栄養素・脂肪

 脂肪のはたらきと性質

@ 体成分となる


 脂肪は体脂肪としてからだの成分となり脂肪組織としてたくわえられる。

A エネルギー源となる

 脂肪は体内で分解し、その過程でエネルギーを発生する。

B 脂肪酸とグリセリンに分解される

 脂肪は消化管で消化されて、脂肪酸とグリセリンになって、リンパ管から静脈に入って組織に送られる。


C 欠かせない脂肪酸がある

 脂肪には食品からぜひとらなければならない3種の必須脂肪酸がある。
 
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D 脂肪に似た物質

 食品中には、脂肪と性質のよく似たリン脂質やコレステリンという物質がある。

E 脂肪はビタミンをとかす

 脂肪はビタミンの一部を溶解する性質をもっている。

 脂肪の特性

@ 大きなエネルギーを発生する


 脂肪は1cにつき9iのエネルギーを発生する。これは炭水化物やタンパク質の約2倍にあたり、おなじカロリーを得るにも摂取量が少なくてすむ。

A 体温の放散を防ぐ

 脂肪は熱の不良導体であるから、皮下脂肪は保温に役立つ。

● 皮下脂肪の多い肥満した人は、冬は寒さをおぼえることは少ないが、夏ははんたいに暑さを感じることが多い。

B 必須脂肪酸は成長発育に欠かせない

 リノール酸・リノレン酸・アラキドン酸などとよばれる必須脂肪酸は、ビタミンFともよばれ、成長・発育・皮膚炎の防止などに欠かせない。

C ビタミンB1の需要を節約する

 カロリー成分として糖質が少なく脂肪が多い場合はビタミンB1の必要量が少なくてすむ。

D 脂肪と脂溶性ビタミン

 脂肪はビタミンA・D・E・Kなどを溶かす性質があるから、食品を脂肪と一緒に取ることにより、ビタミンを供給することができる。

● たとえば、緑黄色野菜中のカロチンは、体内でビタミンAに変化するが、カロチンをふくむ野菜類を油いためなどの調理法により脂肪といっしょに取ると吸収がよい。

 リン脂質とコレステリン
 
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@ リン脂質は、脳・神経細胞の成分となる

 リン脂質は分子中にリン酸をふくむ脂肪のことで、からだの細胞成分となるほかに脂肪酸の代謝のさいに必要となる。

● 大豆や卵黄に多く含まれている。とくに成長期に栄養に大切である。

A コレステリンのはたらき

● 血液中の一成分として、赤血球を保護し、貧血を防ぐ。
● 脳や神経組織の成分となる。
● 性ホルモン・副腎ホルモンの材料となる。

B コレステリンと動脈硬化

 動物性脂肪を多く取ると、血液中のコレステリンが多くなり、これが動脈硬化症や心臓病、脳溢血などの原因になるといわれている。

● 動物や人体実験でバターやラードを多量に与えると、血清コレステリンが増えることが証明されている。高血圧・動脈硬化・脳溢血の心配のある人は、脂肪の摂取を少なくするほうがよい。

 




 

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