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体温 発熱



 

 発熱の原因

 発熱と健康者の高体温

 病的な原因によって起こる体温の上昇を発熱という。健康者でも、環境の高温、あるいは激しい筋作業などのときは、体内に熱がうっ積して体温が上昇する。体内に保有されている熱量の点からみれば、ともに高体温ということができるが、両者は次の点で異なる。

@ 発熱のばあい

 体温調節中枢の調節作用が、異常に高い温度を水準として行なわれる。このため、発熱をおこすときには、一時的に、産熱量が放熱量よりも多くなる状態に置かれる。体熱が上昇するときにあらわれる戦りつや、悪寒は、このような反応が激しくおこったときの現象である。

A 健康者の高体温のばあい

 体温調節中枢の機能は、あくまでも正常に保たれている。したがって、熱のうっ積の原因が取り除かれれば、早晩平常通りの高さに戻る。
 
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 発熱の原因

 発熱をまねく原因には次の2種類がある。

@ 物理的原因

 体温調節中枢、またはそれから出る神経の伝導路が、物理的刺激によって障害を受けると発熱する。脳低部の骨折・頭内腫瘍・脳卒中などによる発熱はこれにあたる。

A 化学的原因

 化学的物質によって産熱中枢が刺激されると発熱する。このような化学物質を発熱物質という。

● 発熱物質は、おもにタンパク質の分解産物である。たとえば、体内の出血または細胞の死滅によって、タンパク質が分解して血中に出る場合や、異常タンパク質が血中にまじった場合などに発熱する。

● 発熱物質のなかでも、諸種の細菌体のタンパク質分解産物は、はなはだ強い発熱作用をもっている。したがって、細菌の感染による病気では、必ずといってよいほど発熱する。
 
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