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皮膚病 じんましん



 

 じんましん

 じんましんとは
@ じんましんとは、皮膚発疹の状態をよぶ皮膚科学的用語であると同時に、皮膚病の診断名でもある。つまり、病名として用いられるとともに、皮疹の状態を表現する言葉である。

A 皮膚発疹の状態を表現する言葉としては「じんましん」のかわりに「ぼうしん(膨疹)」という言葉も用いられている。

 急性じんましん・慢性じんましん
@ 急性じんましんは数日で消散するのに対して、慢性じんましんは何ヶ月にもわたって出没する。

A 急性じんましんは中毒性、アレルギー性の性格が強いが、慢性じんましんでは体質が関係する場合が多く、体質の過敏状態がその基調になると考えられている。

・両者に本質的な差はなく、明確な区別は不可能である。急性・慢性の分類も医学上の根拠はうすい。

 原因
@ じんましんの原因として考えられるものは実に数多く、複雑である。

A 外因性のもの
 摩擦などによる物理的刺激がある。また、日光・温熱・寒冷などの刺激もある。そのほか、動物性・植物性の毒物、化学薬品などが直接皮膚に作用してじんましんを起こすことがある。
 
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B 内因性のもの
 食事性のもののほか、内服薬や注射薬、内臓疾患や新陳代謝障害などによるもの、さらに神経症やヒステリーなどの神経的な原因でじんましんがあらわれることもある。

・食事性の場合は、アレルギーが関係するものと、アレルギーとは無関係に食品中に含まれる化性アレルゲン(ヒスタミンに似た物質)の直接作用によるものとがある。

C 外因性や内因性の原因を考える場合には、特異体質とか素因とかがしばしば問題となる。つまり、じんましんにかかりやすい体質とかかりにくい体質があることである。

 <慢性じんましんの原因別分類>
@ アレルギー性じんましん
 一定の食物あるいは薬品によって起こる。たとえば卵を食べると、必ずじんましんが出るようなとき、この場合の卵は抗原とみなされ、卵が原因で体内に抗原抗体反応、つまりアレルギー反応があらわれてじんましんがおこる。

A 食事性じんましん
 食事によってじんましんがあらわれることがある。多くは仮性アレルゲンを含む食品をとることによって起こる。

B 外来刺激性じんましん
 たとえばかたい棒で摩擦するなどの物理的刺激を加えることによって起こる人工じんましん、日光光線によって起こる日光じんましん、温熱による温熱じんましん、寒冷による寒冷じんましんなどのほか、化学物質や虫体液など、外界にはじんましんを起こすさまざまな物質が数多くある。

C 神経性じんましん
 自律神経の調子が乱れておこると考えられる。午後一定の時刻に、決まって起こるというような場合がある。このような異常状態では、食事および自律神経の緊張状態を詳しく調べて治療方針を立てる。

D 胃腸障害性じんましん
 胃腸の機能異常が原因でおこる。この場合には消化器系の治療剤を投与することによって全治することがある。

 症状
@ 境界がはっきりした隆起を生じ、その多くは浮腫性で淡紅色をめぐらした皮疹をしめす。隆起そのものは貧血性で青白く、やわらかい。

A 皮疹の形は円形・楕円形のほか、一定しない形のものもある。

B 皮疹の大きさは一定せず、全身に出ることもあり、局部的に出てしだいに広がるものもある。

C かゆみは発疹時に強いが、間もなく消失する。
 
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D 隆起は10数分後には隆起がぼやけはじめ、発赤の程度も軽くなって、数時間後には正常皮膚にもどる。

E 一つの隆起が翌日まで同一部位に同じ状態で存続することはない。

 <固定じんましん>
 どんな病気か
@ 小児ストロフルスと同じ系統の疾患である。

A 四肢に発疹するものの多くは、蚊・ブヨ・ノミなどの虫刺傷が原因となる。なかでもブヨによる場合が最も多い。

B 四肢に限らないで軀幹に発生するものは、全身代謝異常や胃腸障害によると考えられている。

 症状
 固定じんましんは、その症状に応じて、次のように呼ばれる。

@ 単純性固定じんましん
 初期には米粒大の丘疹があり、かゆみが強い。じんましんと違って容易には消えないで固定し、かくことによってじんましんのように腫脹する。

A 丘疹状固定じんましん
 繰り返しかくことによって、しだいにかたくなってくる。同時に、褐色調の色素沈着が見られる。

B いぼ状固定じんましん
 さらにかき続けると表皮角質が増えて、ちょうどいぼ状をしめすようになる。これは結節性痒疹とも呼ばれる。

 治療
@ いっぱんに、この種の疾患はなおりにくいとされている。

A 単純性固定じんましんには、ステロイド軟膏療法や抗ヒスタミン剤を投与する。入浴はよい。

B 丘疹状・いぼ状固定じんましんには水溶性ステロイド注射薬の局所皮内注射、ステロイド軟膏療法、雪状炭酸の圧低療法を行なう。

C 丘疹状固定じんましんが全身におよぶようなときには、代謝障害とか消化器障害があるかどうかを調べて、各障害に応じた内用薬を投与し、外用剤として抗ヒスタミン剤、ステロイド軟膏などを用いる。

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