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 やけど(熱傷)

 やけどとは
@ 高温によって皮膚がこわされたものをやけど(熱傷または火傷)という。

A 障害の程度は、受けた熱の温度と作用時間によってきまる。

・非常な高温でも瞬間的に受けたやけどは浅い障害ですむが、比較的低温でも、長時間にわたって受けたやけどは深い障害となる。

 やけどの程度
 その深さによって、第1度から第3度までに分けられる。

@ 第一度 ― 皮膚が赤くなって、少しはれる。ひりひりと痛い。
・数日すれば、あとを残さずに自然に治癒する。

A 第二度 ― 第一度の状態に加えて、そのうえに水ぶくれ(水疱)を生じる。
・治療後も赤みが取れにくいとか、茶色の染みになったり、白く色が抜けたりすることがある。

B 第三度 ― 白くなって感覚がなくなる。やけどを受けた部分の組織が死んでしまう(壊死)場合である。
・必ずあとが残る。ときにはケロイドやひきつれを起こす。

 火傷の範囲
@ あらわし方
 やけど受けた範囲がどのくらいの広さかについては、それがからだ全体の体表面積に対して何パーセントにあたるかという比率で表す。
 
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A 「9の法則」
 やけどの範囲を求める方法として、最も簡便なものである。

・頭部と顔面の皮膚の面積は全体表面積の9%を占める。同じく腕1本が9%、足1本が18%、胸腹部が18%、背腰殿部が18%、外陰部が1%というわけである。

・たとえば両足2本の全部にやけどした場合は、全体表面積に対して36%の広さの皮膚面がおかされたことになる。

B いっぱんに10%以上のやけどを受けた場合には、ただちに専門医の治療が必要となる。

・小児の場合は、頭部と顔面、大腿と下腿の比率に年齢差があるので、とくに注意しなければならない。

C 重いやけど・軽いやけど
 やけどの深さと範囲の広さの二面から決まるが、特殊事情も考え合わせて次のようなものが重症とされる。これらは最初から設備の整った総合病院で治療を受ける必要がある。

・30%以上におよぶ第二度のやけど。
・10%以上のおよぶ第三度のやけど。
・顔面・手・足・外陰部など、特殊な部分の第三度のやけど。
・呼吸器障害や骨折、あるいは大きな軟部損傷を合併するもの。
・電撃傷・化学薬品による深い薬傷など。

 応急処置
@ 軽症の場合
 すぐに水につけて、痛みがなくなるまで冷やす。冷たい水にひたした清潔なガーゼかタオルを当て、冷やしながら病院へ行く。

・チンク油、ジャガイモのおろし、みそ、その他の家伝薬を塗ったりすることは禁じる。

A 重症の場合
 衣類を脱がせて、清潔なタオルやシーツでおおい、さらに全身を毛布でくるんで保温し、頭を下げて寝かせ、急いで病院へ運ぶ。
 
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・気つけ薬として、酒類などの刺激物を飲ませてはいけない。いっさい飲み物は医師の指示に従うこと。

B 衣類に火がついた場合
 走り回ってはいけない。すぐ横に寝かせて毛布などをかぶせてもみ消すか、水をかけて火を消す。

・着衣に火がつたときは、寝ころんで火を揉み消しながら、大声で助けを求める。

C 衣類の上から熱湯を浴びた場合
 衣類を破って、素早く脱がせる。ボタンを外したりして手間取ってはいけない。

D 酸・アルカリによる場合
 すぐに布切れで吸い取って、患部を水道の水で30分以上洗い流す。

E 重症は大病院へ
 重症のやけどはからだの中を循環する血液量がしだいに減少して、やけどショックを起こし、生命が危険になる。

・やけどショック ― 血圧が低下し、尿量が減少し、あるいは無尿となる。また、赤褐色の尿(ヘモグロビン尿)をみる。

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