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 脱毛症

@ 脱毛と無毛症
 生えていた毛が抜けて、頭の地肌がむき出しになった状態が脱毛症である。生まれつき毛が生えていないとか、あっても非常に少ないものは無毛症と呼んでいる。

A 発毛するものしないもの
 脱毛症のうち、治療によって毛の再生が期待できるものには、円形脱毛症・紕糠性脱毛症・症候性脱毛症がある。永久に発毛が望めないものには、老人性・壮年性・瘢痕性脱毛症などがある。

B 発毛と毛乳頭
 毛の成長に必要なことは、毛乳頭が残っていることである。毛乳頭がこわされたり、自然に委縮すると発毛しない。

・毛乳頭の数が後天的に増加することはないから、治療によって新しく毛が増えてくることはあり得ない。

 <円形脱毛症=台湾はげ>
 原因
@ 毛乳頭の働きが悪くなって毛の発育が障害され、毛球が細くなって、皮膚との結びつきがゆるくなるために抜けるものである。

A 精神的不安・自律神経の失調・内分泌腺(とくに下垂体)の機能不全などが原因とされている。

・いずれは発毛するのであるが、何日たったら発毛するかについては一定しない。
 
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 症状
@ 多くは円形で境界のはっきりした脱毛巣をつくる。ただ、すべてが円形脱毛であるとは限らない。脱毛巣の大きさもさまざまで、ときに前頭に脱毛がおこることもある。

A 周囲も毛を軽く引っ張って抜けるときは病気が進行中で、抜け毛はまわりに広がっていく。

B おもに頭髪が抜けるが、ほかに、口ひげ・まゆ毛・からだの軟毛(うぶ毛)が抜けることもある(悪性脱毛症)。

 治療
@ グリチルリチン製剤・ビタミンD剤の内服。アセチルコリン・ビタミンB2の局所皮内注射などがある。

A 脱毛をあまり気にしないことも、治療効果をあげるために必要である。

 <壮年性脱毛症=若はげ>
 原因
@ 遺伝的な関係があって、生まれつきの病気である。

A 毛乳頭の働きがしだいにおとろえ、萎縮して、毛が生長しなくなり、毛は細く短くなってくる。

B 毛乳頭が委縮すると、毛口がふさがって、全体に頭の地肌がつるつるしてくる。

 症状
@ 老人性脱毛症と同じであるが、本症の場合には、30歳前後からきわめてゆっくりと脱毛が目立ってくる。

A 頭頂から禿げてくるもの、前頭部が全体にうすくなるもの、前頭部の両側からうすくなるものなど、いろいろな型がある。

・ふけ症の状態から発生したり、頭の地肌に発汗が目立つ人にできる場合もある。

 治療
 抜け毛の予防が第一。ヘア・トニック、育毛剤の外用、人工太陽灯照射も有効である。

 <粃糠性脱毛症>
 原因
@ ふけが多いと、毛口が角質でつまり毛乳頭の働きがおとろえて脱毛しはじめる。

A 洗髪をおこたると、頭のふけが多くなって頭がかゆくなり、抜け毛が目立つのも同じである。

 症状
 頭全体の毛が一様にうすくなってくる場合(びまん性脱毛症)と、壮年性脱毛症の形をとる場合がある。

 治療
@ ふけとりローション(ヘア・ローション)を外用する。
 
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A ふけが目立たない程度の間隔で洗髪を繰り返し、同時に頭の地肌をマッサージする。

B 人工太陽灯照射を併用する。

C 便通を整え、便秘をさける。

 <症候性脱毛症>
@ ほかの全身病(たとえば急性伝染病・栄養失調症・梅毒・その他の皮膚病など)にともなって脱毛する。

A 原因となっている病気を根治することによって発毛を見る。

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