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 急性湿疹・慢性湿疹

 <急性湿疹>

 症状
@ だいたい、次の7時期をたどるのがふつうである。

・紅斑期
 淡い紅斑をしめし、かゆみは中程度。適切な治療で容易に治癒する初期の症状である。

・丘疹期
 紅斑上にあわ粒大のブツブツがあらわれ、かゆみが強い。

・小水疱期
 丘疹に水けを増し、かゆみが強い。

・膿疱期
 小水疱期がさらに進むと小水疱の内容が濁って、小膿疱となる。

・湿潤期
 小膿疱が破れてかさぶたができたり、小水疱が小膿疱となって破れて、紅色のただれた皮膚面をつくる。

・結痂期
 膿疱の内容が皮膚面にかたまって、黄色のかさぶたをつくる。

・落屑期
 わずかに発赤した皮膚に、うすい皮膚片が付着し、表面はザラザラした感じの状態をいい、かゆみはほとんど消える。
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A 湿疹の中には結痂期や湿潤期を経過しないで、治癒の前段階である落屑期に進む場合もある。

 治療
@ 紅斑期の湿疹は、軟膏の塗布によって多くの場合は治癒する。

A 丘疹期や小水疱期の湿疹については、専門医の指示に待たねばならない。

 家庭での注意
@ 食事療法
 偏食をさけ、次の食品に注意する。

・塩辛いもの、刺激の強い食品、油気の多いもの、アルコール類、コーヒー、チョコレートをひかえる。

・牛・豚肉、青みの魚(サバ・イワシなど)をさけ、白身の魚をとる。
・野菜はあくの強いもの(たけのこ・なす・ホウレンソウなど)は好ましくない。
・鶏卵は良いが、なま卵はひかえる。

A 便通を整える
 なるべく下剤を用いないで、食品の選択と生活様式の改善をはかる。

B 入浴はひかえる
 軽症の場合はさしつかえないが、いっぱんに入浴はさけるべきである。とく石鹸の使用は禁止する。入浴後は、ただちに軟膏を塗る。

・薬用せっけんは化粧せっけんよりも病状を悪化させることがある。
・温泉療法を含めて入浴の可否は皮膚科専門医の指示に従う。

 <慢性湿疹>

@ 慢性湿疹とは、湿疹の経過が長いものをいうのではなく、皮膚にあらわれた湿疹の状態が急性湿疹と異なる状態、つまり病変を生じた部位の皮膚が厚く、かたくなっている状態を指す。
 
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A 初期の症状は急性湿疹と同じように淡紅色であるが、1ヶ月くらいで皮膚が硬くふくれるようになる。適当な治療がなされないと、1年、2年と同じ状態が持続する。

 症状
@ 急性湿疹では、発疹が淡紅色が鮮紅色に近い色をおびるが、慢性湿疹のばあいは、これに褐色が加わり、さらに灰色をおびるものもある。

A 急性湿疹にくらべて小丘疹や小水疱が少なく、分泌物も多くない。かさぶたの状態も軽度である。

B 指で触れると、急性湿疹はやわらかいが慢性湿疹ではかたい。

C かゆみは急性湿疹より軽い。

 治療
 ステロイド軟膏の塗布のほか、放射線療法が応用される。

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