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夏 体温調節



 

 真夏の生理

 真夏の生理

@ 体温調節のバランスとうつ熱

 高温と高湿の二つの条件が重なると、体温を一定に保つために、体表から水分とともに熱を発散させる機能がじゅうぶんに果たせなくなり、熱は体内にこもって「うつ熱」状態となる。

● 乳児の夏季熱
 乳児では、体温が38〜39度まで上昇することがある。

● 熱射病と日射病
 体温調節のくるいが強度になると熱射病(熱中症)になる。直射日光による熱射病は日射病とよばれる。

A 新陳代謝の高まりとビタミン不足


 高温とともに新陳代謝がたかまると、ビタミンB1・Aの消費が増す。ことに、この時期に食べる米は長期間保存されたもので、B1含有量がきわめて乏しいからB1不足に拍車をかける。B1の不足はB1欠乏症(かっけ・食欲不振・疲労)をまねき、Aの不足は、夜盲症(鳥目)・皮膚・粘膜の荒れなどをまねく。

B 夏バテ
 
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 気温30度以上では、B1の消費はいっそう高まる。また多量の発汗によって胃酸の原料となる塩分が不足して食欲がおとろえ、しかも水分を多量に取るので食物の摂取はさらに少なくなり栄養がかたよる。これに暑さのための睡眠不足が重なると、生理機能は全面的に低下し、精神機能もおとろえて夏バテの現象があらわれる。

 真夏の栄養管理

@ 潜在性栄養障害

 食欲がおとろえて淡泊な食物にかたよる結果、カロリー摂取量が不足するだけでなく、栄養の質がアンバランスになり、潜在性栄養障害になりやすい。

A ビタミンの補給

 B1はセロリやモヤシに、Aはバター・卵・牛乳・青野菜などに含まれている。

B 栄養のバランス

 動物性たんぱく質や脂肪を、肉・魚・牛乳などで多く摂取する。

● 土用のウナギ
 ウナギには脂肪・タンパク質のほか、ビタミン(とくにA)が豊富で、夏の栄養食に好適。

C 塩分の摂取

 多量の発汗によって塩分が不足し、生活機能がおとろえるので、高血圧・腎臓病・妊娠中毒症の人でないかぎり、他の季節よりも多めに食塩をとるのがよい。

 夏に多い病気

@ 消化器系疾患


 消化器系の伝染病(赤痢・疫痢・急性灰白髄炎)、乳児の消化器障害(下痢・腸炎)、食中毒など、夏には消化器系疾患が多い。梅雨どきと同様に、とくに微生物による疾患の発生には注意が必要である。
 
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A 皮膚病

 たむし、水虫のほか、幼児では発汗多量による汗も、とびひが多い。

B 寝冷え

 睡眠中は体温調節機能が低下するうえに、夏は体熱を放散しようとして身体を露出するので寝冷えをおこす。とくに腹部が冷えると、胃腸型感冒をおこす。

C 百日ぜき

 百日ぜき菌を吸い込むことによっておこる。夏にとくに多く、しかも、小児の伝染病としては「はしか」に次いで感染しやすい。

  




 

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