冬 栄養管理

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冬 健康管理


 季節と健康;冬の栄養管理

 カロリー摂取量の増加
 気温が低くなるほど多くのカロリーを消費するから、冬は特に高カロリーの食品をとる必要がある。

 タンパク質
 タンパク質性食品に含まれるアミノ酸は寒冷に対する身体の抵抗力を高める。また、タンパク質は、摂取されたカロリーの約3分の1が直接に体温に変わるので、保温のために有利である。

 ビタミンA
 皮膚や鼻・喉の粘膜を強める。バター・人参・ほうれん草・魚油などから摂取する。

 ビタミンD
 肌荒れを予防する。これが欠乏するとクル病の原因になるので、冬に日照の少ない地方では、特に発育期の乳幼児に多く与える。牛乳・バター・黄卵・肝油に多く含まれる。

 ビタミンC
 寒さに対する抵抗力を増し、血圧を安定させる。Cは新鮮な野菜に含まれるが、冬には新鮮な野菜が不足しがちであるから、特に注意が必要である。

 冬の健康管理

 抵抗力を高める
 呼吸器系疾患は身体の抵抗力が低下するとかかりやすい。インフルエンザ・感冒はウイルスの感染によっておこるが、これも抵抗力の低下が誘因になる。

 インフルエンザの予防
 予防注射は秋のうちに済ませておく。流行時には人ごみを避け、外出後はうがい・手洗いを励行する。

 家族に患者が発生した場合は、一つの部屋に多人数が雑居することを避け、また患者は清潔なマスクをかけるようにする。

 循環器系疾患のある人
 高血圧症・心臓病のある人は、特に冬を暖かく過ごすこと。暖房も居室だけでなく、できれば家全体にほどこすことが望ましい。

 中年以後の健康管理
 循環器系はふだん症状がなくても、突然発作の起こることが多いから、中年以後の人は定期健診を受けるとよい。

 皮膚の管理
 しもやけにかかりやすい手足や耳の清潔・保温・摩擦を心がける。

 手足が濡れた後は、必ず乾いた布でふき、オリーブ油・コールドクリームを塗りこむ。

 軽いしもやけは、クレゾールを入れた湯にひたすと、血行が良くなって軽快する。やや重いしもやけの場合には軟膏を用いる。

 冬の衛生管理

 暖かく暮らす
 室内を16〜20度にあたため、衣服を適当に調節するのが理想的である。

 暖かい室内から急に寒い室外・戸外へ出ると血圧が急上昇し、脳卒中を起こすことさえある。室内と室外の温度差をあまり大きくしないことと、室内着と外出着の調節にはとくに注意する。

 暖房による空気の乾燥は、鼻・喉の粘膜を刺激する。口で息をして冷たく感じるのは乾燥のしすぎである。蒸気を立てて室内の湿度も適度に保つこと。

 一酸化炭素に注意
 熱源は蒸気・温風・電気など一酸化炭素を発生しないものが良い。炭火・ガスなどを熱源に使う場合は、一酸化炭素中毒に注意すること。

 室内の換気
 1〜2時間ごとに窓を開けて、室内に新鮮な空気を入れること。締め切った室内は空気が汚れやすいだけでなく、熱源によっては一酸化炭素中毒の恐れもある。住居が密閉される団地ではとくに注意する。

 戸外運動
 運動不足を避けるためにも、新鮮な空気に俗するためにも、健康な人は努めて戸外運動をする。




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