季節と健康 秋の病気 |
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秋の病気 秋の病気 @ 初秋の食中毒 春から増える食中毒は9月に入っても依然として多い。日中は気温、湿度ともまだ相当に高くて細菌の活動はおとろえず、しかも夏の体力低下もじゅうぶんに回復していないからである。 ● 集団食中毒 行楽や催し物の多い秋ぐちには会食の機会が多く、集団食中毒がおこりやすい。多人数分の調理をするため、食品の選択や調理法に油断が生じるためであろう。 A 喘息の発作 喘息性体質の人は身体が疲労すると、喘息性の発作をおこしやすい。酷暑から冷秋への移行期のために、気管支の粘膜が刺激されやすいためであろう。 B 胃の分泌活動の異常亢進 潰瘍性体質の人は胃の分泌活動が異常に更新し、胃酸過多症や、さらに進んで胃潰瘍、十二指腸潰瘍などをおこすこともある。 C 腸チフス 夏と同様に、秋にも多い。 D インフルエンザ 冬の病気とされるインフルエンザが、秋に流行することもある。むかしには世界的規模で蔓延したこともある。 秋の健康管理 @ 夏まけの回復 夏のあいだ不足しがちであった動物性タンパク質、脂肪をじゅうぶんに取って体力を回復すること。しかし、秋ぐちは消化器の機能がまだ低いので、食欲にまかせて食べすぎてはいけない。 A 衣類や寝具の調節 晩秋には気温の昇降が激しいうえに、身体はまだ寒さに順応できていない。必要に応じて重ね着をするなど、そのつどの気象にあわせて生理の変調をふせがなければならない。 衣服と同様に、寝具も夜間の冷え込みに応じて、冬布団が必要となる。秋ぐちでも夜の冷え込みで下痢をおこすことがよくある。 ● 秋ぐちの下痢 冷気の刺激で腸の蠕動運動がたかまるためにおこる。症状はふつう1〜2回でおさまる |