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排尿 膀胱



 

 排尿

 排尿の生理のしくみ

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 体内の水分と排尿
 摂取した水分の余ったもの、および新陳代謝の結果体内でつくられる水分・尿素・アンモニアなどは腎臓をとおって尿として排泄される。

A 尿意と排尿
 尿は排泄される前にいったん膀胱にためられるが、尿が一定量に達すると膀胱壁を刺激し、その刺激は大脳に伝わり尿意として意識される。
 同時に、刺激の反射作用で膀胱壁が収縮し、膀胱の内側括約筋がゆるむ。そこへ大脳から排尿の命令が下ると腹圧が加わり、外側括約筋が開いて排尿がはじまる。


B 尿の量と回数

 健康な成人の尿量は、1日約1500立方a。回数は昼間は数回、夜間は多くて1〜2回が普通。

 尿で見る健康診断

@ 乏尿と多尿

 成人で1日の尿量500立方a以下を乏尿、3000立方a以上を多尿といい、いずれも病的状態である。
 
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● 乏尿―腎臓病(急性腎炎・ネフローゼ・慢性腎炎)のほか、心臓病・かっけ・腹水などのときみられる。

● 多尿―上にあげた病気の回復期や、糖尿病、腎臓病の末期、尿崩症などのときみられる。

A 頻尿と夜間多尿
 排尿回数がきわだって多いばあいは頻尿といい、とくに昼間より夜間に多いばあいを夜間多尿という。

● 頻尿―腎盂炎や膀胱炎のときおこる。

● 夜間多尿―動脈硬化性腎炎、萎縮腎などのときにおこる。

● 老人の夜間多尿―腎臓の機能が低下し、昼間に高い活動ができないので、夜間にも腎臓が活動し続けるためである。

B 尿の色
 ふつうは透明な薄い黄褐色である。水分の摂取が少ないときや、はげしい労働のあとには色が濃くなるが、これは病的状態ではない。

● 色の濃い尿―労働量や水分摂取と関係なく尿の色が濃くなったときは、肝炎など肝臓疾患の疑いがある。熱病のばあいにも尿の色が濃くなる。

● 赤い尿―血尿の検査をする必要がある。血尿ならば腎臓、腎臓結石の疑いがある。

C 尿のにごり
 健康者の尿にもにごりは見られる。これは尿中の塩類が沈殿するためで、冬季に多い。病的な尿のにごりと健康者のそれとを識別するには、尿を煮沸するか、尿にアルカリ、酸を加えて調べる。その結果、にごりが消失しないばあいには膿が混入している恐れがあり、腎盂炎・膀胱炎・尿道炎の疑いがある。

 尿閉と失禁

 排尿の生理機能のどこかに障害が生じると、尿閉や失禁がおこる。

@ 尿閉
 膀胱に多量の尿がたまっても排尿動作がまったく起こらず、また多くのばあいには尿意も感じない。これは脳や脊髄に障害のあるばあいや、重症の患者におこる。

● 尿閉を放置すると1g以上の尿が膀胱にたまり、下腹部に大きなかたまりができる。さらに尿が増すと、少量の尿が括約筋のあいだから漏れ出る。

A 失禁
 いわゆる「垂れ流し」である。多くは尿閉のつぎにあらわれる症状で、尿意を感じないのに局所の反射だけで排尿が行なわれる。
 
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B 排尿困難
 尿意があり、排尿動作もおこるが、排尿はまったく、あるいは少ししか行われないものを排尿困難といい、尿道狭窄・前立腺肥大・膀胱結石などの疑いがある。

● 尿道狭窄は慢性尿道炎によるものがもっとも多く、これは淋菌が原因となることが多い。

● 前立腺肥大は老化現象と関係があり、老人に多い排尿困難は前立腺肥大によるものが大部分である。

 




 

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