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常習性便秘


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 便秘

 便秘(とくに常習性便秘)

 便が大腸下部に長くとどまり、水分が過度に吸収されて排泄しにくくなり、排便回数が少なくなる状態。

 便秘の害
 2〜3日便秘しても特別の障害は表れないが、長く便秘状態が続くと、頭痛・倦怠感・食欲不振・腹痛・腹部膨張などを招く。老人では発熱の原因にもなる。

 常習性便秘
 便意があるのに、便意を抑えて排便せず、大腸の刺激と運動の高まりに応じない習慣が付くと、やがて大腸の刺激や運動は弱くなり、便は大腸下部に長くとどまるようになって、常習性便秘がおこる。

・ 肛門部に痔などの痛みのあるときや、腹部の手術の後腹圧が十分に加わらないときにも便秘がおこる。

 サラリーマンの便秘
 朝あわただしい出勤時に便意を抑えるのが原因で、サラリーマンには便秘が多い。

 女性の便秘
 女性のたしなみで便意を抑えがちであり、座った仕事が多いので下腹部に充血がおこりやすく、便秘を招きやすい。

 また、何回もお産をした女性は腹壁や骨盤の筋肉がゆるみ、腹圧が低下して便秘の原因となる。なお、妊娠中は子宮が直腸を圧迫して便秘しやすい。

 老人の便秘
 腹壁の筋肉が衰え、腹圧が低下するので便秘が多い。

 いきみと血圧
 排便時に強くいきむと、胸部、腹部の内臓の血行が妨げられ、心臓、脳などに血液が集中して一時的に血圧が急上昇し、脳卒中、狭心症などを起こすことがある。老人の排便中の脳卒中は多い。

 便通を習慣づける
 毎日規則的に排便するには、例えば、朝コーヒーを飲んだ後、必ず排便に立つなどの習慣をつけると、なかば条件反射的に排便できるようになる。

 朝、水分をとる
 起床時に水や牛乳を飲むと、腸の運動と刺激が促され、大腸下部の内容物の水分が高まるので排便が容易になる。ことに食塩水は浸透圧が高いので効果的である。


 下痢

 便の大腸下部にとどまる時間が短くて水分の吸収が悪い場合や、水分が多すぎて吸収しきれない場合、便は水様便となり、排便回数が多くなる。

 下痢の害
 一時に大量の下痢をすると体内の水分が失われ、けいれん、虚脱、皮膚の乾燥が起こる。慢性下痢では、栄養不良や、ビタミン欠乏によるかっけ、鳥目などを招く。

 下痢の原因
 大食や冷水など飲みすぎで腸壁の刺激が過度に高まり、その結果便の通過が早くなる。また、赤痢、腸結核、腸がんなど腸壁に異常があると、水分の吸収が行なわれない。

 しぼり腹
 便意があってトイレへいっても意のままに排便できない、またすぐトイレへ行きたくなるという状態の下痢がある。俗に「しぼり腹」といわれ、赤痢などで肛門部に近い腸に潰瘍があるときの特徴。

 下痢と食物
 固形食とくに線維の多い植物性食品をさけ、軟食、流動食をとり、ビタミン・タンパク類を補給する。急性の大量下痢の場合には、リンゲル液注射で水分を補給する。
 



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