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甲状腺 ホルモンの分泌



 

 甲状腺ホルモン

 甲状腺とは

@ 甲状腺は喉頭の下、器官にそっている蝶形の内分泌腺である。これがはれると、首の部分にその輪郭がうかがわれる。

A 甲状腺からは、サイロキシンとよばれるホルモンが分泌される。これは発育、成長や、物質代謝を促進する。


 甲状腺ホルモンとヨード

@ ヨードがないと甲状腺ホルモンはつくられない

 甲状腺ホルモンは、ヨードと、チロジンとよばれるアミノ酸からつくられる。食事によってとりいれたヨードの大部分は甲状腺にたくわえられ、甲状腺ホルモンの形成に利用される。したがって、甲状腺のはたらきが円滑に行なわれるためには、ヨードが絶対に必要である。

A 成長期、思春期にはヨードの摂取をじゅうぶんに
 甲状腺ホルモンの必要性が増し、その消費がたかまる成長期、思春期では、とかくヨードが不足しやすい。このことは、特に女性に顕著である。ヨードが不足すれば甲状腺は無理をするのではれあがる。

● 海草類が、古くから不老長寿の食品とみなされたのは、ヨードの含有量が多く、甲状腺のはたらきを維持して老化を遅らせるためと考えられている。

 甲状腺ホルモンのはたらき
 
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@ 物質代謝を促進する
 甲状腺ホルモンはすべての物質代謝を促進し、肉体的にも精神的にも活動性を高めるので、活力の元ともいえる。

● 甲状腺ホルモンがじゅうぶんにあると、体内での栄養素の燃焼がたかまるため、熱の生産が増す。したがって、寒さにたいする抵抗性も高まり、食欲も増す。

● 血液循環も良好となり、適度の発汗で皮膚もうるおい、活気をおびる。

A 不足すると老化が早まる
 甲状腺ホルモンが不足すると、全身の活気がなくなり、たとえば次のような老化現象が促進される。

● 寒さにたいする抵抗力が弱まる。
● 皮膚は乾燥し、毛髪の脱落も増し、ついには特有のむくみ(粘液水腫)さえ生ずる。
● 血液中にコレステロールがたまり、動脈硬化の傾向が増す。

B 胎児に不足すると知能が発達せず、からだも成長しない
● オタマジャクシの甲状腺をとると、いつまでたっても手足が出ず、尾もとれないまま大きくなる。
● はんたいに、オタマジャクシに甲状腺エキスをわずかに与えると、からだは小さいまま手足がどんどん伸び、尾もとれ、小さなませたカエルになる。
● 同じようなことが、人間の胎児の各器官の分化、発育についてもいえる。とくに脳の発達には、甲状腺ホルモンが必要である。
● 胎児の甲状腺の発達がさまたげられると、脳の分化、知能の発達がみられない。胎児をとおしての母胎からのホルモン供給では間に合わない。
● このような子どもは、生まれてからも骨の発育・分化・成熟が行なわれないから、身長が伸びない。

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