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バセドウ氏病とは


 甲状腺ホルモンの分泌過剰;バセドウ氏病

 バセドウ氏病とは
 甲状腺が腫れて、甲状腺ホルモンが必要以上に分泌されると、次のような症状が表れる。このような病気をバセドウ氏病とよんでいる。

 眼球は突き出し、瞳孔は大きく見開き、いかにも興奮した顔つきとなる。事実、非常に神経過敏となり、動悸がし、いらいらし、仕事も手につかない。

 寒さには平気だが暑がりとなり、困るほど汗をかく。

 体内の燃焼が高まっているのに、興奮のため食事も進まず、眠りも悪く、痩せてくる。

 女性の思春期、更年期に多い
 バセドウ氏病は女性に圧倒的に多く、特に思春期、更年期におこりやすい。その原因は、女性が月経や妊娠などで特に甲状腺ホルモンを必要とし、甲状腺に無理をかける機会が多いことも関係する。しかし、さらに重要なことは、感情的に不安定の傾向を持つ事であろう。一夜でバセドウ氏病になったという話もある。

 甲状腺ホルモンの分泌調節

 甲状腺と脳下垂体の協働
 甲状腺ホルモンが、つねに過不足なく分泌されているのは、甲状腺と脳下垂体前葉との間に、たくみな調節が行なわれているためである。

 前葉からは甲状腺刺激ホルモンを放出させる。この刺激が強いと甲状腺は肥大する。

 血液中の甲状腺ホルモンが過剰になると、前葉に働いて甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑える。

 血液中の甲状腺ホルモンが少なくなると、それに応じて、前葉からの甲状腺刺激ホルモンの分泌が増え、甲状腺自体の分泌が増す。

 間脳の影響も受ける
 バセドウ氏病の原因の一つに、間脳(脳下垂体が脳に連なる部分)の機能障害が考えられている。間脳は感情に支配され、その動揺が脳下垂体に伝えられると、前葉ー甲状腺間の調節が乱れる。バセドウ氏病の起こる仕組みと、患者にみられる独特な感情の動揺などとの関係も、この事から理解できる。
 



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