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 脳下垂体ホルモン

 脳下垂体とは

@ 脳下垂体は、脳低の中央部から下方に垂れ下がった小さな内分泌器官で、後葉(神経葉)・前葉・中葉の三つの部分に区別される。

● 後葉は神経組織に由来し、脳の視床下部に連なる。
● 前葉および中葉は、腺細胞からなり、それ自体に分泌機能がある。

A 後葉・前葉・中葉は、それぞれ後葉ホルモン・前葉ホルモン・中葉ホルモンを分泌する。これらのホルモンを総称して脳下垂体ホルモンという。

B 脳下垂体ホルモンの分泌は、すべて中枢神経(視床下部)に支配される。


 後葉ホルモンの生理作用

 後葉ホルモンには、バゾプレッシンとオキシトシンの二つがあるが、いずれも脳の視床下部にある特定の神経細胞によってつくられ、神経線維を経て後葉にたくわえられている。そして必要に応じて血液中に放出される。

@ からだの水分を保持する

 視床下部の神経細胞は、体内の水分の減少、塩分の過剰によって興奮し、バゾプレッシンの放出をうながす。このホルモンは腎臓に作用して、血管球で濾過された水の再吸収をうながし、尿として排泄される量を少なくする。
 
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● バゾプレッシンが不足すると、尿量が1日10g以上、はなはだしい場合は30gも出て体液がなくなる。

A 子宮を収縮させる

 分娩のさいには大量の刺激によって反射的にオキシトシンが放出され、乳腺から乳を排出させる。オキシトシンがないと、乳は産生されても排出されにくい。

 前葉ホルモンの生理作用

 前葉からは、成長ホルモンと他の内分泌腺の活動をうながす数種の刺激ホルモンが分泌される。これらの分泌は視床下部でつくられる作用物質によって調節されている。このため視床下部と前葉とのあいだには作用物質を運ぶ特別の血管系がある。

● 刺激ホルモンの分泌は、末梢内分泌腺から分泌されたホルモンの血中濃度に応じて加減される。これによって血中の各種ホルモン量は、適当なレベルに保たれている。

@ 骨格や筋肉の発達をうながし、成長を促進する(成長ホルモン)

● からだの成分となるタンパク質の合成は、成長ホルモンによって活発になる。
● 成長期に成長ホルモンの分泌過剰があると巨人症になり、成人後に分泌過剰があると末端肥大症となる。

A 甲状腺を発達させ、甲状ホルモンの合成や分泌をうながす(甲状腺刺激ホルモン)

● 甲状腺ホルモンの合成が妨げられると、甲状腺は異常に肥大する。これは血中の甲状腺ホルモンの欠乏に反応して甲状腺刺激ホルモンの分泌量が異常に増加し、甲状腺組織を増殖させるからである。

● 寒いときは、甲状腺刺激ホルモンの分泌が増える。これによって甲状腺筋脳がたかまり、産熱量を増加させるための代謝が活発となる。

B 副腎皮質を肥大させ分泌活動をさかんにする(副腎皮質刺激ホルモン)

 からだに有害な作用がはたらいてストレス状態になると、副腎皮質刺激ホルモンの分泌がさかんになり、副腎皮質ホルモンの産生ならびに放出をうながす。これによってストレスにたいする抵抗性をます。

C 性腺を発達させ、性ホルモンの分泌をうながす(性腺刺激ホルモン)
 
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 性腺刺激ホルモンには、卵胞刺激ホルモン・黄体化ホルモン・黄体刺激ホルモンの3種類がある。これらのホルモンは思春期から分泌される。

● 卵胞刺激ホルモン
 女性んの場合は未成熟の卵胞に作用してその発達をうながし、卵胞ホルモンの分泌をおこさせる。男性では、睾丸の発達と精子の形成をうながす。

● 黄体化ホルモン
 卵胞を完全に成熟させ、さらに排卵後の卵胞を黄体にかえる。男性の睾丸に作用して、男性ホルモンの分泌をうながすホルモンはこれと同じものである。

● 黄体刺激ホルモン
 黄体の分泌活動を開始させ黄体ホルモンの分泌をおこさせる。また黄体刺激ホルモンは乳腺刺激ホルモンとも呼ばれ、乳の産生にあずかっている。

 中葉ホルモンの生理作用

 中葉は、メラニン細胞刺激ホルモンを分泌する。これは、皮膚の細胞にメラニンという黒い色素を沈着させる作用をもっている。
 





 

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