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眼球の病気 網膜芽細胞腫


 眼球の病気:網膜芽細胞腫

 網膜に発生する悪性の腫瘍で、通常、4〜5歳までの乳幼児に発生放置すれば拡大し、全身に転移、ついには死亡する恐ろしい腫瘍である。

 症状
 第一期
 初期には患者が幼少児のため、無自覚、無症状のことが多く、少し腫瘍が大きくなってくると夜や暗い室内で瞳が黄白色に猫の目のように輝くことで発見する。

 第二期
 腫瘍が発育して、眼球内に充満する時期になると眼圧が高くなり、充血、瞳孔散大、角膜の混濁、自覚的にも不機嫌、悪心、嘔吐などが発生する。

 第三期
 眼球外、あるいは視神経を伝わって脳内に発育する。

 第四期
 全身的に転移し、全身状態は悪化して死亡する。

 治療
 検査
 第二期までの時期では、ネコ目や緑内障を生ずる病気がほかにもあるため、全身麻酔を行なって、眼底、眼圧、超音波検査などを行なう。

 眼球の摘出
 診断が確定すれば、直ちに眼球の摘出手術を行なう。

 第三期以上になった場合
 放射線療法をまず行ない、手術が可能となれば眼球摘出手術を行なうが、不幸な結果を招く場合がある。

 術後の定期検査が必要
 腫瘍は両眼に発生することがあるため、手術後でも健眼の検査を定期的に行わなければならない。

・腫瘍の小さい、ごく初期に発見できれば、局所へのコバルト60照射などで、眼球摘出を行なうことなく治癒させることもできる。したがって、他眼における腫瘍の発見が早ければ失明もまぬがれるため、健眼の定期検査はきわめて大切である。




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