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 耳の病気の特徴

 構造と働き
@ 構造
 外耳・中耳・内耳に分けられ、外耳は耳介(耳たぼ)と外耳道をいい、中耳は鼓膜の内側の鼓室と呼ばれる小さな空間をいう。内耳はかたい骨の壁に包まれた器官で、蝸牛気管、前庭器官(三半規管)とからなる。

A 働き
 外耳道から入った音波によって鼓膜が振動し音の感覚を起こしたり、前庭器官や三半規管によって身体の傾き、運動状態を感ずる。

 症状
 耳の病気は、外耳・中耳・内耳で非常に特徴的な区別がある。次に耳の病気にあらわれる症状をあげ、それらが耳の各部分でどのように異なるかを述べてみよう。

 <耳痛>
@ 耳せつ
 耳痛ができ物(癤)による場合は、外耳道入り口付近に腫脹をみることができるし、入り口の軟骨部外耳道の壁にできることから、耳を引っ張ったり、逆に耳の穴を外からおさえたりすると痛みが強くなる。

A 急性中耳炎
 鼓膜の破れる前は、激しい痛みがあって夜も眠れないくらいであるが、その痛みは耳の奥深く刺すような痛みである。

 <難聴>
 ふつう中耳や内耳の病気で著しい難聴が起きる。また、難聴には耳鳴りをともなうのがふつうである。

@ 中耳の病気によるとき
 中耳だけが悪い難聴では、補聴器をつけるときわめて調子よく聞こえる。
 
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A 内耳の病気によるとき
 内耳の悪いときは音がゆがんで聞こえたり、大きすぎたりして補聴器の効果は少ない。

 <発熱>
@ 急性中耳炎による発熱
 耳の病気で熱が出るのは、急性中耳炎の場合が多い。急性中耳炎で鼓膜が破れる前には中耳腔内にうみがいっぱいにたまり、ズキンズキンと脈打つ痛みとともにかなり高い熱が出る。

A 慢性中耳炎の経過中に熱が出てきた時は、重大な合併症が起きていることをしめしている場合があるから、慎重に医師に相談すべきである。

 <めまい>
@ 内耳のめまいを感ずる前庭器官が過敏な状態になると、めまいを起こす。

・たとえば内耳炎やメニエール氏病があって、迷路が過敏な状態になったときに起こるめまいがそれである。

A メニエール氏病は、内耳がアレルギー状態になって過敏になったために起こるめまいの発作である。

 <耳漏(耳だれ)>
 一般的なものは、中耳炎の場合に膿が耳から出てくる、いわゆる耳だれである。

@ 急性中耳炎の場合
 鼓膜穿孔が起きると耳だれが出はじめ、同時に熱も下がり、耳痛も解消することが多い。

・最初は、水様のものが多量に出るが、病気の経過とともにしだいに濁ってきて、しまいには膿性になる。

A 慢性中耳炎の場合
 少し粘液性の状態になり、いわゆる粘液膿性の耳漏となる。悪性の慢性中耳炎の場合は純膿性でしばしば悪臭があり、また、ときに少量の血液を交えたり、真珠腫塊といって、豆腐のおからのようなものを少し交えていることもある。

 治療上の注意
 <難聴のある場合>
@ もっとも必要なことは詳しい聴力検査を受けることである。

A 幼少児の場合は特に必要で、聴力検査の判定によって適切な処置を講ずることにより、さらに進行するのを予防できることも考えられるし、治療が可能であることもありうる。

 <耳痛のある場合>
@ 薬物療法
 急性中耳炎や耳せつの耳痛はうみが出れば止むが、痛みがひどくて待てないときは、痛み止めの薬を服用してもよいが、アスピリンのようなもののほかは医師の指示に従う。

A 湿布する
 痛い耳は湿布をし、身体を安静にしていると軽減する。冷湿布か温湿布かは気持ちの良い方にすべきである。
 
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 <耳漏の出る場合>
 はやく医師の診察を受け、原因を診断してもらい、完全に治癒するまで治療を受けることが大切である。

 <めまいの起きる場合>
@ 自律神経の過緊張が原因であることがよくあるから、できるだけ身体を安静にし、刺激性の食物を避ける。

A 全身的な原因で起きているときと内耳が原因である場合と区別するためにも、できるだけ耳鼻科医の診察を受けることが大切である。

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