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 慢性中耳炎

@ 耳だれ(耳漏)が慢性的に出る中耳の病気である。

A 慢性耳漏、難聴、鼓膜穿孔(鼓膜に穴があく)が特徴としてあげられる。

 症状
@ 耳漏が慢性的に続く
 次のようないろいろなあらわれ方をする。

・ふつうの慢性炎症の場合には少し粘っこい粘液膿性のうみが出る。このうみは身体の調子がよいときはとまり、かぜなどをひくと再び出始める。ときには数年にわたって出続ける。

・純膿性のうみが出る場合もある。しばしば悪臭を放ち止まることがない。このような耳漏の出る炎症は悪性である。

・耳漏が非常に少なく途中で乾いてしまい、外部に出ないことがある。この場合も悪性の炎症である。

A 鼓膜に穿孔ができ難聴が続く
 慢性中耳炎でできた鼓膜の穴は耳だれが止まっても自然にはなおらない。そのため難聴は耳だれが止まり病気が治ったあとまで残る。
 
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・中耳の中にある音を伝える組織が長い炎症のために破壊されて、高度の難聴になることもある。
・炎症が中耳だけで内耳が健全の場合には聴力回復の手術が可能である。

B 顔面神経麻痺が起きる
 中耳のなかを顔面神経が骨に囲まれて横切っている。この骨が炎症によっておかされると顔面神経麻痺が起きる。

C めまいや吐き気が起きる
 炎症が内耳におよぶとめまいや吐き気をもよおす。

D 脳膜炎を起こす
 耳をかこむ骨は脳に接している。この骨が炎症によっておかされ、うみが脳の中に入ればたちまち脳膜炎を起こし急死することもまれにあるから注意が必要である。

 治療
@ 悪性のものは手術が必要
 悪性の中耳炎は脳膜炎を起こしたり、顔面神経をおかしたりするから大変危険である。したがって、早く手術してなおすことが絶対必要である。

A 中耳根本手術を行なう
 中耳をかこむ骨が長年の炎症のためかたくなり、骨の内部の空洞が骨質で埋まっている。中耳根本手術(中耳根治手術)という手術で治す。

・中耳根本手術は耳の後部から切開し、悪くなった骨や中耳の悪くなった部分を取り除く手術である。

B 鼓室成形術を行なう
 鼓室成形術は中耳炎の病巣を取り除いたうえ、さらに鼓膜を新しく作り、中耳の音を伝える組織を植え付けて、聞こえをよくする手術である。
 
C かぜを引かないこと
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 かぜのたびに耳漏が出る場合は、鼻咽腔と直接つながっている耳管に炎症がおこり、それが悪化して中耳に波及し、慢性中耳炎を起こす場合が多い。したがってかぜを引かないように注意するとともに耳管炎の治療も必要である。

D 原因病の根治
 肥厚性鼻炎、蓄膿症を完全に治療し、アデノイドは手術によって切除することが必要である。

 予防
 乳幼児のころに中耳炎にかからないように注意すること。病気にかかったらできるだけ早く完全に治療する。
 

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