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 メニエール症候群

 めまいは、身体の各部の病気から起こるが、今から約100年前にフランスの医師メニエールが内耳からもめまいがおこることを報告した。この報告にちなんで、次のような症状をしめすものをひとまとめにして「メニエール症候群」と呼ぶようになった。

@ めまい
 ひどい場合には、周囲のものがぐるぐる回って見えたり、船に乗って揺れているような感じがする。しかし、軽いときにはからだを急に動かしたときぐらっとしたり、歩くと不安定な感じがしてりする程度である。

A 内耳性の難聴(つんぼ)
 多くの場合片耳だけに起こるが、両耳にあらわれることもある。

B 耳なり
 ガーガー、ザーザーといった雑音性のものが多く、それにピーとかキーンという高い音がまじることもある。

C その他
 自分の声や周囲のガチャンというような衝撃音が響いてうるさい感じ、耳の詰まったような感じなどもしばしばあらわれる。

 症状
@ めまい発作のほかに、耳鳴り、難聴、吐きけ、嘔吐などがともなっていることが症状の特徴で、軽い頭痛、肩こりもしばしばみられる。
 
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A 前述の症候群のうち発作的にめまいを繰り返し、それにともなって耳鳴りや難聴も増減するものがある。よく検査しても特定の原因が見つからないときに、これをメニエール病と呼ぶ。おもな病変は内耳にある。

B めまいや耳症状のほかに激しい頭痛、三叉神経や顔面神経の異常、失神、けいれんなどをともなう時は重症で内耳の病気よりも脳腫瘍・脳血管障害・脳膿瘍などの病気を考えなければならない。

 治療
@ 内耳、脳、神経系および全身的な検査を行なって原因を調べる。

A 日常生活に支障のあるめまい、高度の難聴、脳の病気の疑いのある場合には入院してじゅうぶんな検査を受ける必要がある。検査に要する入院期間は、ふつう、10〜14日でじゅうぶんである。

B 手術や特殊な入院治療を要するもの以外は退院して、投薬を受けながら家庭療法を続けるか、開業医の診察を受けながら経緯をみる。

C 薬物の種類は、原因や病型によって違うので、いちがいに決めることはできない。

 家庭での治療と看護
@ 突然ひどいめまいが起きた場合
 患者を最も楽な位置に寝かせて医師の来診を待つ。診察の結果、とくに心配な徴候がなければそのまま部屋を暗くして静かに休ませておけばしだいにおさまる。

・急に身体を動かしたり、くびの位置を変えたりするとめまいがひどくなり、吐きけが起きる場合があるから注意が必要である。

A 急性の症状がおさまった場合
 医師の指示に従って順次に運動練習をする。じゅうぶん自信がついてから外出する。

・じゅうぶんに症状が回復したならばもう一度、専門医の診察を受けて、確かになおったかどうかを判定してもらう必要がある。

B 過労や偏食を避ける
 規則正しい生活をまもり、心身の過労や偏食を避ける。

・塩分の多いものや水分の摂りすぎはよくないことが多い。
・妊娠時は経験ある医師の指導を受ける方がよい。
 
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