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 骨折と脱臼

 上腕骨顆上骨折
@ 子どもが鉄棒などの高いところから手をついて落ちたときに、しばしば起こる。肘関節のすぐ上のところで骨折がおこり、末梢骨片は後方に転移するのがふつう。

A 疼痛とはれ、手の機能障害があらわれる。骨折のために、神経・血管が損傷されることもある。

B 早期に徒手整復が必要である。整復できない場合には、手術療法や牽引療法が行われる。整復後3週間はギブス固定をする。包帯がきつすぎると、ホルクマン拘縮を発生することがあるので注意する。

C 整復が不十分な場合には内反肘を起こすことが多い。内反肘は、ひじを伸ばしたときに前腕が内側に曲がるもので、二次的な骨切り術で矯正する。

 上腕骨外顆骨折
@ 子どもが高いところから手をついて落ちたときに起こりやすい。外顆が骨折し、骨片はしばしば回転して転位するため、徒手整復ができず手術療法によることが多い。

A 放置された場合は、内顆の発育はふつうであるのに、外顆の成長がさまたげられるために、ひじが外方へ曲がって外反肘となる。強度の外反肘では、数年または十数年後に尺骨神経の麻痺がおこるようになる。この場合には神経の移動手術が必要となる。

 前腕骨骨折
@ 前腕に直接外力が加わった場合とか、手をついて倒れた場合などに発生する。

A この部位には橈骨と尺骨の二つの骨があって、単独骨折のことも両側骨折のこともある。両側骨折の場合には、治療がむずかしくなる。
 
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B 尺骨の骨折と同時に橈骨小頭の脱臼がおこることもある。いわゆるモンテギア骨折で、脱臼が見逃されやすいので注意を要する。

 橈骨末端骨折
@ 比較的高齢者が手をついたときに起こりやすい。手くびより2〜3a中ほどで骨折がおこり、末梢骨折は背側でやや内方に転位する

A 横から見た手は、ちょうどフォークのような変形をとる。

B 徒手整復が行われるが、ときに手術が必要となる。高齢者が多いために、手のはれが取れないとか、関節が拘縮するとか、ときに正中神経の麻痺などを見ることがある。

 中手骨骨折・指骨骨折
@ さまざまな外傷によって、種々の骨折を起こしやすい。親指の中手骨基部の脱臼骨折は、けんかやボクシングなどのときに起こりやすく、ボクサーの骨折と呼ばれる。

A 骨折の部位および筋とか腱の付着部の関係から、特有の変形をきたすことが多い。

 肘関節脱臼
@ 少数例ではあるが、ひじを無理に伸ばしたような場合に起こる。

A 関節周囲の小骨折を合併することが多く、また、神経損傷をともなうこともある。

B 整復後の2〜3週間は固定が必要である。

 つき指
@ 野球やバレーボールなどで、伸ばした指先にボールが急にあたると、伸筋腱がちぎれたり、伸筋腱の骨付着部が引きちぎられたりして、末節が伸ばせなくなり、いわゆる「つき指」を形成する。

A 初期であれば、末節を伸ばした位置で副子による固定を6週間行う。受傷後10〜14日間以上経過したものでは手術による腱の縫合と、手術後4〜5週間の固定が必要となる。

B ボールが横から当たるとか、指の関節が過伸展されたときにもいろいろな損傷を超すが、これは靱帯の断裂や剥離骨折などをともなう。
 
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・ふつうには、約3週間の安静固定が必要である。

 月状骨軟化症=キンベック氏病
@ 20〜40歳の男子に多く、大工・左官などのように手関節をよく使う職業の人にみられる病気である。

A 手くびに疼痛と軽いはれがみとめられ、関節の動きが障害されてくる。

B ギブス包帯による安静固定を数週間続けたり、手術的に新しい骨を移植したりする。

・症状がなかなかおさまらないときは職業を変える必要もある。

 肘内障
@ 2〜4歳くらいの子どもの手を強く引っ張ったとき、橈骨小頭がそれを取り囲む靱帯から亜脱臼するものである。疼痛のために、上肢をだらりと下げたまま動かさなくなる。

A 前腕をまわしながら橈骨小頭部を圧迫し、ひじを曲げてやれば、コクッという音がして整復される。
 

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