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 ひじ・手の病気

 手は細かい運動器官であると同時に知覚器官でもある。したがって、わずかの障害も日常生活には大きな障害となるから、その処置には特殊な技術が必要とされる。そのため現在では「手の外科」とういう特殊な分野が確立されており、そんの分野での専門医もしだいに拡充されてきている。

 <手の外傷の処置>
 外傷の消毒
@ 外傷の処置でもっとも大切なことは絶対に化膿を起こさないようにすることである。消毒には石けん水とブラッシングをふくめた外科的清掃が必要である。これらは必ず手術場で行い、以後の手術操作には特殊な手術器具が必要となる。

A いっぱんに、救急処置は傷の清掃までにとどめ、以後の処置は専門医にゆだねることが望ましい。

 皮膚の移植
@ 患部が開放創で皮膚の欠損がある場合には、皮膚移植を行う。開放のままでは化膿の危険性が高いからである。

A 皮膚移植には全層植皮・中間層植皮・有茎植皮などがあるが、もっともよく利用されるのは中間層植皮である。

B 傷が大きく、深部にまで及んでいるときは有茎植皮が行われ、腹部の皮膚を手に移植する方法が取られる。
 
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 腱の損傷
@ ガラスなどによる鋭利な損傷には一時的な腱縫合を行い、その他では傷の開閉だけにとどめ、二次的に腱の縫合または移植を行う。

A 屈筋と伸筋の場合では、とくに屈筋腱損傷の治療は困難とされている。縫合しても、良好な腱の可動性が得られない場合が多い。

B 屈筋腱のうちでも、指のつけ根付近の損傷はもっとも治療が困難で、二次的に腱の移植手術を行うのが原則である。

・手の外科では、指のつけ根付近のことを危険区域と呼んでいる。

C 手掌部および前腕屈側部では、1本でなく数本の腱が同時に損傷され、また、神経損傷を合併することが多いので、治療はなかなか困難である。

 神経の損傷
@ 鋭利な損傷であれば一時的神経縫合を行う。その他の損傷では、数週間を経過したのちに二次的に神経の縫合を行う。

A 神経縫合をしても、ただちに機能が回復するわけではなく、6ヶ月〜1年、またはそれ以上の長期間を要し、少しずつ良くなってくる。

B 手は橈骨神経・正中神経・尺骨神経の3神経によって支配されている。

・橈骨神経損傷
 橈骨神経は手首や指を伸ばす筋肉を支配している。これが損傷されると、手は「垂れ手」の型をとり伸展ができず、指も伸びなくなるが屈曲はできる。親指の背側の一部に知覚麻痺をきたす。

・正中神経損傷
 正中神経は親指を他の指に向けておこす対立運動とか、親指・人差し指・中指の屈曲をつかさどる筋肉を支配している。これが麻痺すると、つまみの運動ができなくなり、親指の付け根のふくらみがない。いわゆる「サル手」を形成する。親指側の半分に知覚障害をきたす。
 
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・尺骨神経損傷
 尺骨神経はくすり指や小指の屈筋、骨間筋を支配する。これが麻痺すると、指の伸展が不十分となり、手はワシの足のような型をとり、いわゆる「鷲爪手」を形成する。握力が弱くなり環指や小指の手掌側に知覚障害をきたす。
 

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