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 ホルクマン拘縮=阻血性拘縮

 外傷によって、筋が強い血行障害を受けておこる。筋が急激に高度の栄養障害を起こして、結合織性に変化し、短縮して関節拘縮を引き起こす。しばしば前腕筋に発生して、特有な手の拘縮がみられる。上腕骨顆上骨折、肘関節部骨折や脱臼、前腕骨骨折などのときに、包帯やギブスで過度に締め付けられて発生する場合が多い。

 症状
@ 初期症状は、数時間〜24時間以内に発生する。

A 前腕から手指にかけて腫脹がひどく、ところどころに小疱を生じる。

B 前腕の疼痛が特に激しく、手指に異常感覚をきたし、ついには知覚が失われる。

C 手には腫脹のほか、チアノーゼや爪の変色を見る。

D 橈骨動脈の脈拍は消え、指はやや屈曲位をとって自動運動が不能となる。

E 2〜3週間後には、皮膚は薄くやわらかくなって、脂肪組織がなくなりとくに屈筋が強くおかされて、手指はしだいに屈曲位をとる。

F 筋の自動運動は目立って低下し、栄養障害のため、指頭はしばしば壊死を生じ、爪は変形する。
 
G 神経(正中神経・尺骨神経)麻痺も、さまざまの程度に認められる。

 治療
@ 拘縮を起こしたものは、その治療がきわめて困難であるから、まず予防が大切である。

A 外傷を受けたときには、この病気の発生を予想して、注意深く観察しなければならない。

B 初期症状をみとめた場合は、すみやかに包帯やギブスをはずし、腕を上方に上げさせる。

C 症状が軽快しない場合は前腕屈筋膜切開術や星状神経遮断、交感神経切除などによる緊急処置をとる。

D すでに固定した定型的な拘縮に対しては、矯正副子による肢位の改善と自動運動の増強をはかる。

E その他、症状に応じて腱延長術、神経剥離術、神経や腱の移植術、関節固定術などが行われる。
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