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主婦 健康問題



 

 主婦の健康問題

 主婦の疲労の特徴

@ 肉体的疲労は比較的軽い

 家事労働でのエネルギー消費は大きくないので、肉体的な疲労もそれほど大きくない。

A 心理的疲労が大きい
 結局、1日の拘束時間が長く、しかも炊事・掃除・洗濯のあいまをみての育児・教育・家族の世話・買い物など、きまりのつかない雑事に追われるところからくる心理的疲労が大きいことになる。

 これは、中枢機能の水準を間接的にしめすとみなされているフリッカー(ちらつき)値の測定で、1日の家事終了後、数値が急激に低下していることからもうかがわれる。


 健康診断の受診率が低い

@ 受診率3割以下
 主婦は日常の家事に追われ、健康保持にじゅうぶんな関心と努力をよせない傾向がある。多くの人が年1回の健康診断さえ受けていない。これが病気の早期発見を遅らせ、いったん発病すると重症になりかねないことにもなる。

● とくに結核は男性に比べ、主婦に重症者が多い。
 
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A 家族への影響
 主婦の健康への無関心は、さらに家族への悪影響を及ぼす。

 かかりやすいおもな病気

@ 中高年主婦に危険なガン

 平成18年の死亡数・死亡率(人口10万対)を死因順位別にみると、第1位は悪性新生物で32万9198人、260.9、第2位は心疾患17万2875人、137.0、第3位は脳血管疾患12万8203人、101.6となっている。

 主な死因の年次推移をみると、悪性新生物は、一貫して上昇を続け、昭和56年以降死因順位第1位となり、平成18年の全死亡者に占める割合は30.4%となっている。全死亡者のおよそ3人に1人は悪性新生物で死亡したことになる。

 心疾患は、昭和60年に脳血管疾患にかわり第2位となり、その後も死亡数・死亡率ともに上昇傾向を示している。平成18年の全死亡者に占める割合は15.9%となっている。

 脳血管疾患は、昭和26年に結核にかわって第1位となったが、45年をピークに低下しはじめ、56年には悪性新生物にかわり第2位に、更に、60年には心疾患にかわり第3位となりその後も死亡数・死亡率ともに低下を続けた。平成18年の全死亡者に占める割合は11.8%となっている。
厚生労働省 大臣官房統計情報

A 若い主婦には妊娠合併症
 同じく人口動態統計では、25〜29歳の若い主婦の死因の上位に妊娠・分娩・産褥の合併症が存在している。

● 医学の進歩で妊婦の死亡や新生児の死亡はいちじるしく減少しているものの、いまだに出産の機会の多い20歳から30歳にかけての主婦に、この合併症の危険がともなうことを警告している。

B 意外に多いノイローゼ
 これまでの主婦の健診結果によると、とくに30〜40歳代の主婦に意外に多いのがノイローゼ(神経症)である。10人に1人程度と推測してもよい。

● これは主婦が家庭内の人間関係、とくにしゅうととのもつれでいつも渦中に立たされること、子どもの教育、とくに入学試験の心配が付きまとっていることなどからくる強い心理的疲労やストレスが原因となっていることが多い。

C かぜ・胃腸障害・高血圧なども
 そのほか、女性が一般って気にかかりやすいおもな病気には、かぜ・目の疾患・下痢・腸炎・胃・十二指腸の疾患・高血圧症・のどの疾患・皮膚の疾患・気管支炎などがある。

● 目の疾患は若い層に多い。テレビの影響やメガネをかけたがらないことなどが関係しているとみられる。
● 胃腸病は30〜40歳代に多い。
● 高血圧症は50歳代に増えてくる。
 
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D 中年婦人をおそう貧血症
 一般に女性は男性に比べて生理的に貧血状態にある人が多いが、とくに30歳後半から50歳にかけての中年婦人は、全血比重値が正常値以下となり、貧血をおこす傾向がある。

● 全血比重値は、血液中のヘモグロビン濃度。成人男性は1.055以上あるのがふつうだが、女子はそれより低く、1.052以上が正常値。

● 貧血状態になると、手足の冷えや肩こり・めまい・手足のむくみ・だるさなどの症状があらわれる。

E 共稼ぎ主婦の健康障害
 このばあいは、職場労働プラス家事労働のかたちで二重の負担がかかる。いきおい、睡眠・休養の時間が削られるほか、月経などの生理障害・妊娠・出産時の障害が一般主婦より起きやすく、それだけ健康管理に慎重な配慮が必要となる。
 





 

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